探偵はBARにいる

R12なので、結構やりたい放題。

東直己のススキノ探偵シリーズを大泉洋主演で映画化。ススキノのBARを根城にする探偵の下に、ある夜「コンドウキョウコ」と名乗る女から奇妙な依頼が舞い込む。依頼を引き受けた探偵は直後に命を狙われ…。

もっとくだけたおちゃらけた映画なのかと思ったら、くだけておちゃらけてはいるけど同じくらいにバイオレンスだったりして、つまらない映画ではないにしろ、よくバランスがわからない映画ではありました。

これ、原作があるようですが、どのくらい原作に近いのでしょう。 いくらなんでもそれは、というのが。 それは暴力的なシーンのことではなくて、こう・・・例えば小雪さん案外いろんな所に行って伏線張ってるじゃん?みたいなところはまだいいとしても、なんでこの探偵に依頼をするの?みたいな根源的な話まで、よくわからないんですよね。 復讐の為、みたいな。 復讐する相手に悟られない為、みたいな。 映画なんで、まぁいいかー的な軽いノリで観ればいいのかなぁ。

ただ、カルメン・マキが出てきてジャックスの「時計を止めて」歌っちゃったりとか、意表をつく出演者が素敵。 有薗芳記さんとかね。 有薗芳記さん大先生とかね! 石橋蓮司とかね。 カトーの役があの人とかね。 出演者を観るっていう意味ではなかなかの映画だったよなぁ。