新藤剛は、旧友・坂口が下山建設の社長に刃物で斬りかかっり逮捕されたことを知り、多満里へやって来た。
「坂口はそんなことをする男じゃない。なぜ？」坂口の経営するホテル・フリーインに滞在し事の真相を探るのだが、ことごとく拒まれる。
町はすでに下山に支配されていたのだ・・・。
へぇ、これデジタルリマスター版が出るんですかー。 だったらそっちで観たかったなぁ。 沖縄のね、むかーしの雰囲気たっぷりな風景が堪能出来るんですよねー。 そうそう、原作は沖縄じゃないらしいですけど、映画化されたのの舞台が沖縄っていうのは、ビジュアル的にもマッチしていると思うんですけどねぇ。
この映画はいいと思うんですよ、とっても。 ハードボイルド小説が原作らしいですが、どこがハードボイルドなのか全くわかりませんけど、藤竜也とかがいいんだか悪いんだかわかんないんですけど、原田芳雄がいいんだか悪いんだかわからないんですけど、男の映画なんだよねぇ。
ただ、直球勝負の映画ではなくて、モロ出しに「男の友情！」とか出しているわけではなく、そもそもになんで主人公はそんな男のために体を張ってしかも沖縄まで来ちゃうわけ？なんてな話ではありますが、それはだって男の友情だからでしょ。 でも、それを前面に出しているんではないんですよね。 じゃぁなにが前面に出てるんだ？って問われれば、
わかんねーｗ
わかんないですけど、林隆三が最後の最後に出てきて、台詞一つ発しないまま撃たれて死んじゃうっていう、近年稀に見る驚異的なラストではありますけど、そういった全然親切じゃないところがいいんですよね。 濡れ場シーンもありませんですしね、淡々と観られるんですよねー。
ん？ また「淡々と」って書いちゃった。 最近すごく頻繁に使います「淡々と」って。 私、そういう映画が好きなのかも知れないなぁ。