パイレーツ・ロック

1966年、イギリス。皆が聴きたいのはポピュラー・ミュージック。でも、BBCラジオが流すのは1日45分だけ。そんな中、海の上から24時間ロックをかけるゴキゲンな海賊ラジオ局が現れた! 舞台はそんな海賊ラジオ局の船の上。高校を退学になった18歳の若者カールが、更生を望む母親の差し金でこの船に送り込まれる。ところが、そこは型破りな 8人のDJたちと乗組員たちが大好きなレコードに囲まれ、自由を謳歌する楽園だった。

Talulah Rileyが可愛いんだか可愛くないんだかわかんないのはさておくも、これはとても良い映画。 私ロックが好きじゃないんですけど、そのロックっていうのは姿勢的なものも含まれてまして、あの感じが好きになれなかったんですよね。 でも、この映画がロックなんならば、私は後先考えずに宗旨替えします。 ロックンロール!

日本版のサイトがアレなんで本国版のを見てもらうといいかと思われます。 全部が全部じゃないだろうけど、1960年代にイギリスで、民放放送っていうのが無く、北海だかどっかから海賊放送を流してて人気だったっていうのは本当の事らしいんですね。 すごいなぁ、これはロックだね(←早速濫用)

この映画、意外に長くて2時間位あるんですが、もうね、全然気にしなくてもらっちゃっていいです。 あまりに面白くて(ロックで←またもや濫用)あっちゅう間に終わっちゃいます。 しかも嬉しい事に、特典映像が40分弱ありまして、これが未公開シーンだっていうからもうロックですよ!(濫用) 未公開シーンつったって、つまんなくてボツなのではなく、時間の関係でやむなくカットしちゃったものなんで、内容が劣るとかそういうのはなくて、例えばアビーロードのシーンとか、これどうしてカットしちゃったのよ!的な気持ちもむくむくします。 っていうか完全版を出して欲しいです。 もうね、4時間位見ても大丈夫だからこっちは。 だってロックンロールだしね!

ということで、万人にオススメしちゃうからみんな観てみてよ! すごくいい。 掛かってる曲も最高だしねぇ。

ちなみに私が一番好きなのは冒頭のシーン。 一気に引きこまれちゃった。