天皇の世紀 4

今年の1月から1ヶ月ごとに1冊ずつ文庫化されている「天皇の世紀」、現在は10巻目の出荷待ちなんでありますけれども、拙宅ではやっとこさ4巻目を読了したのでありました・・・・・全体の1/3だというね。

長州、薩摩が国政の改革を求めて動き出し、土佐も第三の勢力として伸張する。今や諸侯は幕府の意を憚ることなく入京し、将軍家茂までもが上洛、朝廷が政事の一端を担っていることは明らかである。やがて下関戦争、薩英戦争が勃発。異文化との衝突のさなかで、人々は初めて“日本国家”という単位を意識し始める。

ドラマのおかげで今年は(今年も)幕末ブームのよう。 でもこの文庫化はそれとはあんまり関係ないんじゃないかなぁ。 私も全然違う経緯でこの文庫化を知り、2010年はこれを毎月買う年にしようなんて決意して、どうやら果たせそうなんではありますけれども、それにしたって長編であります。 厚めの文庫で12冊ですもん。 4冊目を読み終わってようやく上記引用のあたりですものね。 まだ禁門の変まで辿り着いていないっちゅー。

そのくらい細かく、微に入り細に入り書かれているので、これまで素通しで捉えていた事件やその背景がわかって興味深いです。 そりゃそーだよーなー、いきなりこんな事起きないよねー、とか思っていたながらも、これまでは経緯とかわかんないで済ませていたんですもの。

後8冊を読む。 だけど今年は後3ヶ月弱しかない。 今年全ての巻を読了するのは絶対に無理っぽいですけど、マイペースで読み進めようと思うのではありました。