Yellow Magic Orchestra×SUKITA

注文し忘れていたけど、あまりの悪評に思わず注文すんのを躊躇してしまったっていう。 んで注文したはいいけどなかなか届かないっていうね。

1979年&1980年敢行されたYellow Magic Orchestraワールドツアーから、写楽祭、散開、2008年ロンドン公演、2009年ワールド・ハピネス公演まで、日本を代表するフォトグラファー鋤田正義が世界各地同行して撮影したYellow Magic Orchestra、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏のオンステージ、オフステージ写真の集大成。『Solid State Survivor』、『増殖 Multiplies』『Technodelic』、YENレコード、『左うでの夢』、『音楽殺人』他数々のフォトセッション。Yellow Magic Orchestra、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏と鋤田正義の歴史的なセッションの数々が1冊の写真集にまとめられます。アートディレクションは中島英樹が担当。

私にとってのYMOはテクノデリックまでなので、それ以降はどうでもよく、実際見ても読んでもいないのですけど、それまでの期間の写真は貴重でね、すごくいいんですよ。 最初YMOは匿名性を強く打ち出そうとしていたらしいんですが、そんな空気が滲み出しているようにも見受けられるんです。 それにみんな若いしなぁw

・・・んで、そんな呑気な感想で終わらせないのがこの写真集でありまして、すごい事に出版社からの言い訳つきです。

・用紙は薄く柔らかいザラ紙を使用しています。 ・紙質に合わせて写真の仕上がりが独特の風合いとなっています。  (新聞のカラー広告の風合いに近いものです) ・写真掲載ページは全600ページのうち400ページです。 ・巻頭カラー16ページのほかは、見開きごと交互にカラー・モノクロページとなっています。 ・表紙も柔らかな紙を使用しているため、ダンボール箱に納めた仕様となっています。 ・編集上の意図により、巻末に80ページの空白ページがあります。

紙質に関してはまぁいいかなぁーって感じ。 だったらもっと安くしてよっていう程度なんです。 が、まったく意図が読めないのが

・編集上の意図により、巻末に80ページの空白ページがあります。

これね。 こういうYMOの写真集で、どういう編集上の意図が発生すれば80ページの空白が必要となるのか、凡人の私にはまったくわからない。 本当に残念な結果になってしまったです。

私にとってのYMOを終わらせてしまった、という面で捉えれば、それなりにそれなりなんですけどね。