公式版 すばらしいフィッシュマンズの本

公式本でありますが本でありますし、ボーナスDVDは雑談がおさめられているだけなので、フィッシュマンズの「音楽」に触れることはできません。 フィッシュマンズはバンドでありますので、その直接的な表現手段は音楽であります。 もしフィッシュマンズについて知りたいのであれば、先にCDを聴くべきですし、その点で言えばこういった書籍(詩集は除く)は音楽聴いて、その後に手にするものですよね。

んでこういう書籍を読み終えると、またCDに戻りたく(聴きたく)なっちゃう。 なんて素晴らしいスパイラル。

私は(ポリドールに移籍して)トリオになってからのファンなんですけど、正直当時はそんなに話題にもならなかったですよ。 それでも某CD屋さんでジャケット買いだったかポップを見ただかで買ったんです。 話題にもなっていなかったし、今みたいにネットで視聴♪なんていうものなかったから、勘で買うしかなかったんですよね。 だからすごい集中力で買うの。 CDね、1回で1枚だけ買う事ってないでしょ? CD屋行ったら何枚か買うじゃんね。そしたらそれなりの散財になるものね。 だから1枚1枚にすごい集中力を費やして選ぶの。

今はそういう買い方はしない。 まず店舗に行かないし、聴くジャンルも決まっちゃってるのでジャケ買いなんかも殆ど無いし、視聴のレベルも高くなってますしね。 そもそもあんまりCD買わないです最近。 あ、あと、最近の音楽がよくわからんです。

フィッシュマンズは僕もアカネも好きで、恐らくはアヲシも好きになるんだろーけど、そういう家族を持ててよかったなぁって思うんです。 公式本出るから買うよー!いいよー!みたいなね。 そうそう何年か前の映画はね、あれはひどかった。 わざわざ東京の映画館まで足を運んでアカネと見たけど、うんざりして映画館を後にしたもの。

だから私にとってのフィッシュマンズは、トリオになってからサトちゃんが亡くなるまででありまして、誰が欠けても成立しないんです。 そのあたりも沢山書かれていて嬉しかったなぁ。 でももっと思い出話が載っていればよかったのになぁ。

そうそう、「宇宙語 日本語 世田谷語辞典」の復刻は素晴らしい。 これ読みたかったんですよね。

強いて言えばワイキキビーチ/ハワイスタジオの(当時の)写真が沢山沢山見たかったなぁ。