妻は、くノ一

平戸藩の御船手方書物天文係の雙星彦馬は、三度の飯より星が好きという藩きっての変わり者。そんな彦馬のもとに上司の紹介で美しい嫁・織江がやってきた。彦馬は生涯大切にすることを心に誓うが、わずかひと月で新妻は失踪してしまう。じつは織江は、平戸藩の密貿易を怪しんだ幕府が送り込んだくノ一だった。そうとは知らず妻を捜しに江戸へ赴く彦馬だったが…。人気著者が放つ「妻は、くノ一」シリーズ第1弾。

毎度おなじみ風野真知雄作品。 現在文庫で6冊が出ておりますが、私が読了したのは4巻目まで。 5,6はそのうち買って読みます(もう負いきれないw)。

嫁いできた妻が実はくノ一で、且つあっというまに失踪しちゃう・・・なんていう独特すぎる設定は風野真知雄ならではの奇想天外さで、読む前から引きつけられるものがあります。 読んでみればわかりますけど、主人公は妻ではなくあくまでも夫。 変わり者の夫が妻を追って江戸まで来ちゃう、なんだかんだで会わないけど妻も江戸に行っちゃう、という。

あぁやっぱり5巻目と6巻目も買おう。 買って読んでしまおう。