映画・フィルム

スローターハウス5

時間旅行を軸にしつつ、作者自身が体験したドレスデン空襲を盛り込んだ傑作SF小説をジョージ・ロイ・ヒルが映像化。時間旅行者、ビリー・ピルグリムが過去や未来へと渡り垣間見た凄惨な戦争風景や幸せな結婚生活などを断片的に描いていく。

観た人の相当数が「難解だ」とか「わけわからん」とか言うのですけれども、幾つかの点を踏まえて観れば良いのです。 それであっても唐突さにたじろいでしまうのですけれども。

SFだ、と言われてまして、確かにSFですが、基本的に戦中戦後の話だよ、という事です。 なんとか星って、話が宇宙に飛ぶって事です。 飛びますって言えば、シーンの切り替わりはほぼ唐突ですって事です。 妻の死に方が一番唐突ですって事です。

こういう映画なので全編決して明るくはなく、寂寥とシュールがごちゃまぜになっているのですけれども、妙な「淡さ」があるのが救いかな。 ポップというか淡い、という感じ。 やりたい放題なシーンの繋ぎなので、最後はどうなるんだろうと期待しまくって観ておりましたら、案の定、やりっぱなりで唐突に終わってしまった...。

ただ、シーンの繋ぎは「やりたい放題」だけれども荒唐無稽ではなく、中盤くらいからパターンが見え始め、(原作は知らないので)映画の制作としての意図が分かり出します。 こうなればこっちのもので、全然難解じゃないってわかるんです。

Valerie Perrineさんもおバカで素敵だ。 素敵な映画だ。

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