幕末会津藩主・松平容保

松平容保は慶喜や春岳が放り出してしまった後も京都に残り治安を守ろうと尽力した。しかし、会津藩を最悪の悲劇から救うチャンスを逃がしてしまった。激動の時代の中枢を生き抜き、新撰組に活躍の場を与えた男の実像に迫る。 

幕末の会津藩主といえば松平容保で、京都守護職として新撰組なんかも使って...なんてところで、なんとなくは知っていたんですが、じゃぁそもそもなんで京都守護職になったのかとか、病弱そうだったけど何の病気だったのかとか、案外知らないところだらけではあるんですよね。

幕末物を読むとき、この人の詳しいところを知っておけばより一層楽しめるんじゃないかと思ってこれを読んだ次第です。

それにしても徳川慶喜への批判はどうだろう。 完全否定に近いものがあって、そら松平容保の本で、悲劇の主人公たらしめるためにはしょうがないことかも知れませんけれどもね、批判の仕方が生々しくて生々しくて。

でももう過去の事だしね(140年も前の話だし)、いいんじゃないかな〜。