書籍

帝都東京・隠された地下網の秘密(秋庭 俊)

別に常に厳密な日本語の使い方しか認めないわけではないのですけれども、そりゃそうだろこのブログの文章読んでみろよって話ですしわざとやってるところもあるのですけれどもそれはさておき、こと「これは正確に伝え(てくれ)ないと後々問題を生じさせる」場面においてはちょっと厳しすぎるきらいがあるようで反省しているのではありますが。 だってわかっててあとで損するのヤじゃん?とか思うんだけどなぁ。 まぁいいか。

自ら中道の右寄りと主張するテレ朝報道部出身の著者がですね、鋭く、鋭く!鋭く謎に斬り込み仮説・推測を記者出身とは思えない文章構成で迫る2冊なんすよ。 謎を無理くりに解析し、仮説・推測を打ち立てたあとに何故かそれを事実だと勘違いするきらいがあるようで、特に2冊めはよくわかんないことになっちゃってて大変おもしろい。

もうまともにクジラの写真を見られなくなってしまった。

ただ、着眼点はすごく面白い。 単に軌跡だけ追いたいのであれば今だったらGPSやらなんやら使えば一般人だってなんとかできるでしょうけど、これ2002年とか2003年ですからね。 もう一昔前以上にずいぶんと頑張って資料集めたり検証しに行ったりしたんだなぁって思うんですよ。 戦前、っていうか江戸時代から皇居周りには程度の差こそあれ地下道がありました、って、それだけの話なんですよぶっちゃけちゃうと。 それをあれやこれや書いているんでありまして、それはまったく問題はないんですが、文章がね、ちょっと読みづらくてさ、もしかしたら電波入ってる?なんて思わせるくらいなんですよ。

でもそれがいいんですよ。

1) なぜ、現在、市販されている二つの地図には違いがあるのか。それは単なる誤差にすぎないのか、どちらかが嘘をついているのか。ないはずの地下鉄がGHQ作成のインテリジェント・リポートに載っているのはなぜか?営団公表の図面に建築されていないはずの地下鉄がなぜ紛れ込んでいるのか?疑惑は疑惑を呼び、たったひとつの結論に導いていく。戦前にすでに東京には地下網が完備していた、と。―可能な限りの資料と徹底した地図の読みこみを駆使し、国民に伏せられてきた東京の地下網の真実に迫る。

2) なぜ地下の真実は隠されているのか?それはテロ対策・国家防衛のためか、あるいは利権の隠れ蓑か。秘密の核心に迫る第二弾。