Oliver Sain

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Oliver Sain というサックス奏者は当ブログ的には合わないんじゃないかって勝手に思っているんですけれども、先に申し上げておくと全オリジナル作品が未 CD 化であり、ベスト盤を聴くくらいしか手立てがなかったり。 私個人としては 1991 年リリースの So Good (In The Morning) が好きなんですが、どれを聴いてもいいんじゃないかって思ったり。 基本的にインストで、当初はかなりブルース寄りのサウンドではありましたが、だんだんに変容していくんですよね。 で、これが例えば「ファンク化しました」みたい一定のベクトルがあればいいんですけど、そういうふうでもなくて、1975 年リリースの Blue Max(これもいいアルバム)ではディスコ風味をまぶしてみたりするものの、ディスコになったわけではなくて、ブルースっぽさが希薄になってきた・・・みたいな表現が一番しっくりくるのかも。 ですからこういうベスト盤を聴くのがかえって最適なのかもしれないです。

以下、St. Louis Breakdown の紹介文

「レア・グルーヴA to Z」にも掲載されたレアグル名盤『Main Man』で知られるセントルイス音楽業界のビッグ・ボスであり、キング・カーティス直系のブロウ・スタイルを誇るサックス奏者、オリヴァー・セイン。数々のアルバムからキラー・チューンのみを集めた究極のベスト盤が登場!

★嗚呼、セントルイス。嗚呼オリヴァー・セイン。
マイルス・デイヴィスを生んだこの街のボスとして、ジャズ~R&B~ブルースに至るまで地域の音楽的発展に寄与した偉大なるサックス奏者がオリヴァー・セインだ。
ソロモン・バークをして「彼こそが”セントルイスのクインシー・ジョーンズ”だ」と言わしめたこの男が70年代に残した入魂の作品群の中から、究極のベストといえる一枚が誕生。
もちろん全ての音源が世界初CD化である。

★デビュー・アルバムにして大名盤『Main Man』(72年)はほぼ全曲収録に加え、セカンド『Bus Stop』(74年)やサード『Blue Max』(75年)など、絶頂期である70年代の音源をおいしいところだけ選りすぐった21曲75分。
70年代のUSローカル臭さプンプンのジャズ・ファンク~インスト・ソウル・サウンドの中、方言丸出しで歌いまくるセインの濃密で下世話な世界を存分まで味わってほしい。
ヒップホップのサンプリング・ソースとして名高い「On The Hill」ももちろん収録。

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