Kiss This World Goodbye / In Search Of The Rainbow Seekers (Mtume)

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Digitally remastered two CD set containing a pair of albums from the pioneering Funk/R&B group: Kiss This World Goodbye (1978) and in Search of the Rainbow Seekers (1980). Both critically-acclaimed albums have long-been sought after by Funk lovers and reflect the often-humorous slant that writers Mtume and Lucas brought to their music the group Mtume was formed in 1977 by James Mtume and Reggie Lucas, former members of Miles Davis’ band and later touring musicians with Roberta Flack; the original line-up included vocalist Tawatha Agee.

さすがに細野晴臣という音楽家をして「YMO にいたの?」という人は少ないんじゃないかとは思いますけれども、いや今の若い人だったらほとんどがそうかもしれませんけれども、はっぴいえんどであったりキャラメル・ママであったりティン・パン・アレイにいたの?って驚く人はそこそこにいると思うし、知ってるよ!っていうひとの大方が年寄りだろうことは容易に想像がつくところであります。 でも、知ってしまえばいいだけの話であり、そのタイミングが 1978 年の小学生でってもいいですし、2025 年の小学生でもいいっていう話なんじゃないかなぁ。

というのを James Mtume という人に対して私が感じたこと。 私にとってはピラミッドが写っているモノクロの写真を用いたアルバムジャケットこそが「Mtume」であり、なんかソウルだったりファンクをやってて後年エレクトロ・ファンクで Juicy Fruit とかゆっとる Mtume と同じだとはよもや気づきませんでしたもの。 っていうか前述の話で見れば全く逆の体験を私はしたのでありまして、Rebirth Cycle のほうが先に聴いているっていうんですからこの落差の埋めようがないというもの。

と、思いの丈を述べたところでありますが、かなりアバンギャルドと言いますかスピリチュアルなジャズ・ミュージシャンであった James Mtume がファンク化するっていうのは相当の衝撃でありまして、繰り返しますが Juicy Fruit まで突き抜けるのはかえって爽快ですらあるところなんですけれども、その前の Mtume が私は好きなんです。 つまり、1978 年リリースの 1st であります Kiss This World Goodbye と、1980 年の 2nd である In Search Of The Rainbow Seekers の 2 枚がまだエレ化しきっておらず、ほんのりジャズの香りもしつつメロウなソウルなんかやっちゃったりなんかして、私のハートを撃ち抜くわけで、この 2in1 がリリースされていたというのを知って溜飲を下げた次第です。

どちらかといえば、まだ初々しいソウルの 1st が好みではあります。 でも残念なことに配信に上がっていないんです。 どっちも同じ Epic からのリリースなのに、どうしてこういうことが起きるのかな。

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