Solar といえば Shalamar であり Whispers であり、そして Midnight Star でありまして、ついでにいえば Dynasty かもしれないですけどついでにいわなくてもいいか的な話。 その Midnight Star もデビューアルバムである本作（1980 年リリース）はさほど売れなかったそうですけれど、その後エレクトロ・ファンクに変貌を遂げるにあたってヒットするようになりました。 ですから本作はエレクトロじゃないファンクだとも言えそうながらもリリースが 1980 年ですから、幾分かは電子化している部分もありまして、そういう時代なんだからしょうがないって思うしかありません。
1 曲だけ Leon Sylvers がプロデュースしていてこれがなんとも Solar っぽいんですが、っていうかこの場合は Solar っぽいっていうのは Leon Sylvers っぽいっていうことなんじゃないか説も浮上するところながらそれはさておき、他は Harvey Mason のプロデュース故に Solar っぽくない、教科書的なファンクになっているのだと思われます。 が、その真っ当さが私は好きで、Midnight Star で一番好きなのがこの 1st なんですよね。 それもこれも Belinda Lipscomb というボーカリストが魅力的だからですし、本作がなにより際立っていると私は感じます。