ダニー・ハサウェイのカバーでも知られる大名曲「Love Love Love」の原曲者としても 知られるJ.R.ベイリー。そのダニー・ハサウェイよりロマンチックさを加えたオリジナル・ ヴァージョンは言うまでもなく、全編に渡って非の打ち所のない完成度を誇るスウィー ト~メロー・ソウルが詰め込まれたパーフェクトな内容。永遠に色褪せることのないスウィート~メロー・ソウルの大傑作アルバム!
1972 年まで Cadillacs に在籍していた James Ralph Bailey のソロ 1 作目(1974 年リリース)。 同年にリリースされた Everything I Want I See In you の B 面である I Can’t See Me Without You を含めた MAM 期のコンプリート版である CD が流通しているらしいですけど、っていうか MAM 期だけなのかっていう、ソロアルバムはこれだけ?っていう話にもなりそうですけれども、1977 年にカバー多めの(というか自分の曲は 1 曲だけ)アルバム Love & Conversation を UA からリリースしています。 これが問題作に匹敵するような内容で、なんでカバーばっかりなの?っていう、才能枯れちゃったの?っていう企画がよくわかんないアルバムでして、内容は悪くはないとは思うのですが未 CD 化、というか黒歴史になっちゃってるもよう。
本作はすべて自身が作曲に関わっており、そういう意味でもしっかりソロアルバム。 やっぱり Love, Love, Love あたりがいいとはおもいますが、私が好きなのは M2 の Heaven On Earth とか M9 の Not Too Long Ago で、メロウというかスウィートというべきソウルであります。 時代も良かったしこの路線で続ければよかったのになぁ。