4 枚目にして最終作、1972 年リリース。 Honey Cone というと当サイト的には Edna Wright となるし一般的にもそうなんだろうけど、Blossoms でも一緒だった Carolyn Willis もいい。 それはそうとグループは 1973 年に解散してるんだけど、1976 年というと Hot Wax の倒産直前に Honey Cone Featuring Sharon Cash という名義でシングルを一枚出しているんですね。 っていうか Sharon Cash ですよ。 他のメンバーがいなくなっちゃってるのにどう担ぎ出されたか看板背負うことになっちゃったんですね。 すごい話だよなぁ。 それと Discogs には(脱退済みということで)Tramaine Hawkins の名前も挙がっているんですが、いくらなんでも混乱しすぎでしょう Hot Wax は。
というのはさておいて、Honey Cone というグループのアルバムはそんなには売れなかったらしいんですね。 それが遠因なのかどうかはわかりませんけど Hot Wax の財政難に繋がったとかで、1st から 3rd までのアルバムを通して聴いてみると「あれ?」っていうことがあるんですよね。 同曲があちこちに収録されていたり、なんかイカサマ臭いリリースなんですよ。 胡散臭さがちょっと出ちゃってるんだよなぁ。
ただ、この 4 枚目の最終作だけはわたくしよく聴きます。 アルバムジャケットがちょっとよかったりもするんですが、肝心の内容が他に比べて格段に良いんです。 いきなり Miracles のカバーでしょ。 そして Dells のカバーで、更に畳み掛けるように Miracles のカバーと、こうやって書くと安易に読めてしまうかもしれないんですけども、ちょっといいから 1 曲目の O-O-O Baby, Baby を聴いてみてくださいって話です。 サウンドが妙にゴージャスになってて、やればできるじゃん!って期待も高まってしまうんです。
でも割に売れなかったんだって。 一番いいアルバムなんだけどなぁ。