An electronic rock band wasn’t even an idea when Fifty Foot Hose released their landmark debut album at the end of 1967. Their fusion of psychedelia and electronics resulted in a truly trailblazing sound. Cauldron stands as a signal achievement that laid the groundwork for genres that didn’t even exist when it was released.
Silver Apples や The United States of America と比較されることの多い電子音多すぎの混沌サイケデリックバンド Fifty Foot Hose、オリジナルラインナップの唯一作は 1967 年のリリース。 後年再結成してライブ盤(1997)と新録盤(1998)をリリースしますが、この頃ではもう「出せて当たり前」「混ぜ込んで当たり前」の時代ですので懐メロ状態になってしまう危惧を孕んだり孕まなかったりするのに比べ、やはりオリジナルラインアップのほうは初期衝動が違います。 オシレーターの音だけで済ます 1 曲目からして只者ではない、というか不気味すぎてこっちを怖がらせているだろ的な勘ぐりさえしてしまうほど。 前述の 2 バンドをしてアカデミックとし Fifty Foot Hose を下に見るようなレビューもありますが、そうかなぁ◯◯◯◯っぷりは引けを取らないんじゃないかなぁって強く思うんですよねっ。
こう、音楽的というかロック的というか、な楽曲が冴えるところではありますけれど、ボートラで収録されているデモバージョンのほうが断然かっこいいのは、その初期衝動の強さを物語る証左です。 ぜひデモトラックも聴いてほしいところ。 Nancy Blossom さんの歌がかわゆくて好き。