フロリダ出身の男女混合ヴォーカル・トリオ。初期にはズレマとして活躍するズレマ・キューソーも在籍していた。3rdアルバムに当たる本作からは、当時「ザ・ハッスル」で一世を風靡していたヴァン・マッコイのプロデュースによるグループ最大のヒット「トゥ・イーチ・ヒズ・オウン」(R&Bチャート1位)が生まれた。バック・バンドはスティーヴ・ガッド(ds)やリチャード・ティー(key)、エリック・ゲイル(g)らスタッフの面々が務めている。
Zulema (Cusseaux) のソロ作品にその雰囲気が一切感じられないので、その活動初期に在籍していた Faith, Hope & Charity がなんとまぁこうなんだろうとクレジットを見たら、全てのアルバムのプロデュースが Van McCoy で、曲提供もやたらにしていたので思わず納得。 この憂いのなさ加減はホント独特なんですよね。 好き嫌いが分かれる・・・ことはないか、これ。
5 枚のアルバムのうち、グループ名を冠したものが 3 枚あるという、ブラジルあたりの歌手のアルバムにありがちなパターンをここで見て慄くところではありますが、勇気を絞って私が好きなのを言いますってぇと、RCA からリリースされた 1975 年版であります。 これと、同じく RCA から翌年リリースされた Life Goes On が比較的に好き。 本作では Mellow Me が一番好きかな。