元々はイリノイ州オハイオのグループ Harmonics を母体に結成されたという Chicago Gangsters の、その Chicago はどっからやってきたのよっていう話なんですけども、答えを待つでもなく 4th では Chicago が取れて単に Gangsters と名乗るようになってあたいもほっこり。
話はそれで済んでしまうのですが一応蛇足ながら、Gold Plate からリリースされた最初の 2 枚、Blind Over You (後に I Choose You – 1975) と Gangster Love (1976) が特に有名なバンドではありますが、アルバムジャケットのインパクトが全てだったのか内容がいいのにどちらかが配信に上がっているだけという有様。 それでも双方ともに CD 化されているだけまだしも、後の Heat から出た 2 枚、すなわち本作（1979）と最終作である 4th の Heat I (後の Gangsters – 1981) に至っては CD 化すらされていない始末です。
なにかと Gold Plate 期のアルバムがあげられていますが、存外に Heat 期のほうがメロウ度が高まり、少々強引なファンキーさもブラッシュアップされて私は好き。 強いて言えば最終作が幾分に 80 年代サウンドが入ってしまうので 3rd である本作に分があるか、というところで、たいして差があるでもないので是非とも 2in1 で再発して欲しいです。 このまま世に埋もれ続けてしまうのは些かに惜しい。