Feel No Fret (Average White Band)

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アイザック・ヘイズ等ブラック・ミュージックのカヴァーも多いバカラックの名曲「ウォーク・オン・バイ」の歌物カヴァー作品や、ヒップ・ホップのサンプリングソースとして有名なクール・ファンク「ストップ・ザ・レイン」を収録した79年作品。AORテイストの「アトランテック・アヴェニュー」も人気の一枚!

Average White Band というと Atlantic 移籍第一弾であり 2nd の AWB (1974) であり収録されている Pick Up The Pieces であろうし、はたまた 1st の Show Your Hand (1973) や 3rd の Cut The Cake (1975) あたりの、なにしろ初期作品ということになりましょうし、実際問題このサイトでも 2nd を採り上げたことがあるものの、もしかしたら MovableType 時代のことで投稿残していないよ的な話かもしれない。 こないだ検索してみてヒットしないので驚いたくらい。

1979 年にリリースされた Feel No Fret は Average White Band の・・・6 枚目?くらいのアルバム。 次の Shine (1980) で David Foster がプロデュースを担い、後期の必殺曲で Chaka Khan でもおなじみの Whatcha’ Gonna Do For Me を収録しちゃう大盤振る舞いの割にバンド内では音楽的に行き詰まっていたという、なんとも言えない状況とまでいっておらないようで、もしかしたらそれはセルフプロデュースだったからなのかもしれませんが、私個人としては初期のヒットしたアルバムよりも、こっちのあたりの下手したら AOR じゃない?っていうくらいの落ち着きっぷりのほうが好き。 っていうか前述の Shine まではどれも内容がよくて、だったらベスト盤でいいじゃないか説も飛び出してきそうなのですけれど、本作はアルバムを通して一貫したものがあるんで収録曲を順番に聴き続けたいところ。

When Will You Be Mine が特にいい。 スタジオライブの映像がありまして、そうだよなぁそういう感じで演奏するんだよなぁって妙に納得してしまった私なのではありました。

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