Zulema Cusseaux と Al MacDowell で Zalmac。 どの組み合わせなのかはこの際置いておいて、このユニットは企画物だったのだろうか、結果として 2 枚のシングルと、アルバムとしては唯一作となった本作を 1982 年のリリースして消え去ってしまった。
というか Zulema 自身がこれにて音源のリリースが途絶えてしまい、2013 年に亡くなってしまうのですけれども、ほんとうになにもリリースしなかったのだろうか、っていうか作曲活動すらしなかったのだろうか。 Lejoint という London Recoreds のサブレーベルから 1978 年に Z-licious というディスコ系のアルバムを出した後、なんと本作のリリース元でもある TSOB (The Sound Of Brooklyn) から 1982 年にシングルを出しており、その流れで Zalmac となったようですけど・・・。
本作は Zalmac のセルフプロデュースであり、おそらくはニューヨーク系のミュージシャンを連ねてレコーディングされたディスコアルバム。 1982 年ですからディスコと言ってしまっていいのか、はたまた 80 年代サウンドが段々に浸透し始めた頃であり、アナログシンセのぶっとい音が入るものの、なんとか軽薄にならずに済ませているのは本人たちの意地なのかも。 決して内容は悪くないものの、リリースの中途半端さにけちがついたのかあんまり評価されていないみたいなんですよね。 なんだかなぁ。