フェイス、ホープ&チャリティーの紅一点、ズレマのソロ・セカンドアルバム!
数々のコンピレーションに収録されるディスコ・ブギー「Giving Up」収録。
ジャクソン・シスターズで知られるプロデューサー、ボビー・テイラーを起用。
Faith, Hope & Charity を脱退してソロアーティストとなった Zulema Cusseaux の 2 枚目のアルバム(1973 年リリース)。 Zulema というと私としてはシンガーというよりも作曲家という印象が強く、はたまた当ブログ的にはとりあえずディスコ路線を押さえておくとすると、やっぱり RTA からのリリースである Suddenly There Was You (1976) に収録されている、というか 1 曲目でエバーグリーンにさせてくれちゃう All I Need Is You だったり、なんなら 80 年代に突如あらわれた Zalmac に道を譲らなければならないのかもしれないのですけれども、ソロ活動の初期を支えた Sussex からの 2 枚のアルバムがどうしても外せない。 特に本作が。
Bobby Taylor & The Vancouvers の Bobby Taylor がプロデュースという、もうそこだけでも侮れないのですが、Van McCoy から離れてみたらストリングスを効果的に導入して一気に洗練されたソウルが、ディスコを先取りした形となったソウルが大爆発しちゃってるんですよね。 しょっぱなの Giving Up もいいですし、Melvin Ragin 以外の誰でもないだろうというギターがフィーチャーされた I'm Watchin' You もいい。 さすが Aretha に曲を提供しているだけあります。 頭一つ抜きん出ているんですよね、この方は。