Yvonne をどう読むのかを私は知らなかった。 そのくらい無知であったしシンガーとしてのキャリアも殆ど知らず、もとがロック系のミュージカル歌手だったことも最近になって知ったくらいであり、さすがに Eric Clapton の 461 Ocean Boulevard に参加していたというか、I Shot The Sheriff のバックコーラスだったのか!っていうくらいの無知っぷりではあったものの、その関係でリリース元が RSO だったのか、とかいろいろ繋がってきたのではありました。
つとに有名であろうディスコな If I Can't Have You が収録されている Night Flight (1978) もいいし、意外といっては失礼か Steve Cropper がプロデュースした 1975 年リリースの Rising Sun も捨てがたいところですけど、ここはその間にリリースされた本作を(1977 年リリース)。 どこかにブルー・アイド・ソウルって書かれていたけど、そこまでソウルフルではなく全体的に淡白な印象を受けるのですけど、だからこそ引き立つ、たとえば Hello Stranger なんかがとてもいいし、他人の曲を歌うだけの歌手かと思いきやアルバムに 1 曲くらい自分の曲を入れちゃったりしていて、本作であれば I Know なんですけど、これもいい。
なによりもいいのがアルバムジャケットなんですが、この人ってアルバム単位で CD 化ってあんまりされていないんですよね。 本作なんかにしてもベスト盤にアルバムまるっと収録されていたり、あとはだいたいが 2in1 とか、どちらかといえば扱いがひどい。 RSO ってそういうレーベルなのかしらん。