盟友ラルフ・マクドナルドと組みロバータ・フラック~ダニー・ハサウェイ不朽の名曲「Where is the Love」やクローヴァー・ワシントンの「Just The Two Us」を書いたことでも知られるシンガー・ソングライター、ウィリアム・ソルターのリーダー作品。どこか朴訥とした味わいのあるヴォーカルを、スティーヴ・ガッドやリチャード・ティー、エリック・ゲイル、そしてマクドナルドとニューヨークのスタジオ・ミュージシャンがバックアップした名盤。1977年作品。
Just The Two Us っていえば「進行」で有名な曲だけど、この曲と Roberta Flack & Donny Hathaway の Where Is The Love が同じ人の作曲だと知ったのはかなり最近で、パートナーの Ralph MacDonald と ニューヨークの腕利きミュージシャンがこぞって 1977 年にその William Salter のリーダー作を作ったっていうのを知ったのも最近。 もっといえば私はビジュアル的にこの人を普通のベーシストだとばかり思っており、その眼の節穴っぷりを露呈しているわけですが。
そういう洗練されきった楽曲を作る人のソロ作ですもんで内容が悪いはずがないんですよね。 「ちょっと歌ってもみましたぁ」的なボーカルも確かに朴訥としているし、多少ラテンが入っている楽曲もすてき。 ちなみに話によりますと M5 の Lena のバックコーラスは Patti Austin と Valerie Simpson だそうです。 なんて豪華なのさ。
追記：詳細なクレジットがありました。 Gwen Guthrie も参加しているんですね。 どうりでどうりで。