Just as Al Green’s “Back Up Train” was pulling out of Grand Rapids, Michigan, for a whistle-stop tour to the top of the charts, producer Palmer James began eyeing another Furniture City branch line: Tommy Mcgee. The result was 1976’s Positive-Negative, the creative apex in a career littered with endless bottoms. Gathered for the first time are Mcgee’s timeless album, singles for Golden Voice, Mercury, TMG, and Tosted, as well as the complete output of his nascent mid-‘60s funk combo the T.M.G.’s.
よくわからないのですけれども Al Green のプロデューサーとして名を馳せることになる Palmer James に見出された Tommy McGee がアルバム制作に着手するも資金難で一時的に断念さざるを得なかったというエピソードは即ち、アルバム制作に対してどのような形であれ Palmer James は関わっていないということなのだろうか。 っていうか見出されたかどうかは(後のキャリアを鑑みると)あんまりどうでもよく、自身のファンクコンボ T.M.G's を抱え、っていうか自身のレーベルまで抱えた身としては、1969 年に始まったアルバム制作が資金難で 1976 年までかかってしまったという事実だけみても、境遇的によくわからないっていうのは私の印象ではあります。 商売人としてはうまく立ち回れなかっただけなのかもしれないですね。
そもそも 1976 年にアルバム Positive-Negative がリリースされたのだろうけれども、プレス数は相当に少なかっただろうしオリジナルの写真ですら見たことがないくらいに幻のアルバムになったくらいですから、よくぞ再発してくれたと拍手をするくらいなんではありましたが、その再発盤すら幻状態になってしまうくらいなのがおもしろい。
本作は 2020 年に再コンパイルされた完全盤ともいうべき 1 枚。 アルバム Positive-Negative 全曲と、T.M.G's やアルバム以降の自身のシングルを集めたもので、Positive-Negative を聴いてきた身として白眉なのは 13 曲目以降。 アルバムでスウィートソウルをやり尽くしたからなのか、一気に録音状態もノリも上がってしまい、別人かと思うほど。 こっちもこっちでいいので、聴くのであればぜひこちらの編集盤をどうぞ。