Parallels Desktop 20.3.0 にアップデートした途端にこうなってしまって、フォーラムで当該スレッドが立っていたのでときより眺めていたら、解決方法っていうかロールバックできるようになったので覚書。
もしかしたらニッチな環境なのかもしれない。 とりあえず羅列してみると
- Parallels Desktop 20.3.0
- Windows 11 ARM
- Coherence Mode
この環境では、最初だけスタートメニューが開くものの、次からはどんなアプローチだとしても開かないという頑固系不具合。
現在のところ戻す方法はひとつだけで、20.2.2 にロールバックすること。 フォーラムのリンクを辿っていくと 20.2.2 のインストーラーがありますので、ダウンロードしてインストールします。

20.3.0 にしましょうよ!っていうデカいウインドウの裏側にこのダイアログが隠れていますので、左のボタンをクリックします。 その後はいつもどおりにインストールを進めます。 インストール後、強制的に Parallels Tools のインストール(というかアップデート)がかかりますが、これで問題が起きることはありません。 なすがままにするです。

ということで 20.2.2 にロールバックしますと、スタートメニューは何事もなかったかのように開きに開きます。
ちなみにフォーラムでは「こんなのバグチェックすればわかろうもんだろよ」みたいな嫌味を言われていますけど、本当にそうですよね。 開発からの返事もありませんし、ユーザーを不安にさせる会社ですよね。
2025.05.01 追記:開発元より修正する旨のアナウンスがありました。
2025.05.23 追記:20.3.1-55959 がリリースされました。
Parallels Desktop for Mac 20.3.1(55959)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
- Coherence モードで macOS Dock から Windows 11 のスタートメニューを起動しようとした際に、 表示されない問題を修正しました。
- Windows 11 の仮想マシンで、デスクトップ上で複数のアイコンを選択した際にフリーズする問題を修正しました。
- Windows 11 仮想マシンと Mac 間のドラッグ \& ドロップ操作に影響していた問題を修正しました。
- Windows 仮想マシンでプロジェクトを 3D ビュー表示する際に Xactimate Desktop がクラッシュする問題を修正しました。
- サスペンド状態で macOS を実行している仮想マシンのスナップショットを作成した後に、再開できない問題を修正しました。
Parallels Desktop 20.3.1 for Mac Enterprise Edition
- 「VMを組織にロック」機能を有効にして、組織の仮想マシンが、その組織に属していない別の Mac で実行されることを防ぐことができます。この機能は Parallels 管理ポータルから一元的に制御できます。
- 仮想マシンのゴールデンイメージファイルに対して Dropbox の直接リンクが使用できない問題を修正しました。
既知の問題: Parallels Desktop 20.3.1 で作成され、展開パッケージ方法を使用して「VMを組織にロック」ポリシーで既に暗号化されている仮想マシンを展開すると、展開に失敗することが確認されています。修正作業中ですが、暫定的な対処方法として、まず暗号化されていない仮想マシンを展開し、その後「VMを組織にロック」ポリシーを適用してください。