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ラブ・ゼネレーション / ぼくは本屋のおやじさん

とあるところでつぶやいたのだけれども、「30年前に読みたかった」と思って。

早川義夫という人を、このブログを読むような人が知らないわけがないと思うんですけど(知らなかったら・・・めっ!)、かいつまんで言うと、男性。

かいつまみすぎ。

グループサウンズの極北に位置したジャックスというバンドのボーカルで、ジャックスというバンドについては前にどっかに書いたおぼえがあるし、もうなくなっちゃってたらまた書くけど、情念が渦巻く呪いのようなボーカルで、ときに絶叫しちゃったりなんかして、すごいんだ。 すごくロック、しかも私が好みなサイケ風味で。

そのジャックスは1969年(私が生まれたとし)に解散して、それからURLレコードで裏方さんを経て、なんと本屋さんになっちゃったという、すごい経歴の持ち主。 そしてまた歌手として復活して、本屋さんは閉めちゃったとか。

ジャックスが再評価されたのは、たしかソリッドレコードから「からっぽの世界」が発売(というか再発というか、なんというか)されたころか、また、「定本ジャックス」が発売された・・・双方ともに1986年のことだったそうで、私は高校生で。 確か前者は買った覚えがあります。 買って、家に帰ってすぐ聴いてみて、あまりの衝撃にひっくり返っちゃったっていうね。

そんなころ、「城南のどっかで本屋さんをやってるらしい」という噂が流れて。 城南って、その噂によりけりで大田区だったり川崎だったりなんだけど、なんかの雑誌の投書に・・・昔はインターネットがなかったから、すごく噂の流れ方が噂っぽかったんです・・・「早川書店に行ったら早川義夫がいた。」みたいな、今から考えると牧歌的な、でも当時は衝撃的なのがあって、うわーすごーい!って思ったんだよ高校生の私は、だ。

本屋さんになる前のが「ラブ・ゼレーション」で、本屋さんになってからは「ぼくは本屋のおやじさん」。 本屋さんになってからは音楽活動は一切行わず、後者にも音楽的な事は一切書いていない(前のレコード屋の流す音楽の音量ででかい云々、っていう程度)。 前者は色々なところに寄稿した文章をまとめたもので、基本的には音楽のこと、ジャックスのこと、ソロの事、裏方の事、ほかのミュージシャンの事・・・。

通底しているのは、あからさまな正直さである。 気持ちのままに書いている風に見受けられ、異様に性格の悪い人なんじゃないかと、ちょっと精神的にどうなのか、幼いのかもっと別のなんなのか、って。 これらの文章が今、ブログかなんかにリアルタイムで載ったら、もう即効で炎上だぜ、って。

これも若さなんだろうねぇ。

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