It’ll All Work Out In Boomland (T.2)

1970年代初頭、ハード・ロックの黎明期に颯爽と現れ消えた、不遇の名グループの唯一作。奇才ピーター・ダントンの類稀なるセンスがもたらす美しい旋律とプログレッシヴな展開は、時を経るごとにその評価を高める。1970年作品。

Discogs を見てみると1992年以降にもリリースがあるのだけれども、(1997年リリースのを除いて)よくわからんちん。 なにしろこちとら Keith Cross の流れで聴いているもんだから、オリジナルアルバムとしたら唯一作のこれだけ聴けばいいんだよ的な、ちょっと Peter Dunton に申し訳ないなぁって話でもないでもない。

ハードなロックでプログレなもんですから、これは名盤といっちゃってもいいんじゃないかって思います。 当時台頭してきた他のプログレさん達に引けを取らない暗さがここにはあり、音数はやたらに多めで、叙情的でありときより大爆発もし、さすがにこれの2枚めってなったら水で薄めた内容になったかもしれないなぁって思ったり(残された音源を聴くにそういった不安は払拭されるのですが)。

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