Complete Ode Recordings (Peggy Lipton)

モッズ特捜隊もツイン・ピークスも観ていない。 Quincy Jones の元妻だったことも知らなかった。 去年までは。

米女優ペギー・リプトンさん死去、72歳 「ツイン・ピークス」など出演

https://www.afpbb.com/articles/-/3224637

ただ、このアルバム(オリジナルは1968年リリース)だけは知っていた。 知っていたけど持っていなかったし、最初のCD化(2013年)すら知らなかった。 まさにないないづくしなんではありましたけれど、その最初のCD化の時に入手していなくてよかった。 というのも、こちらは Complete Ode Recordings というだけあり、オリジナル収録曲の他、シングルのみのリリースや、おそらくは未発表曲も含め、揃えも揃えて19曲も入っているんですよ。 決定版なんですよ。

オリジナルの方の話になるんですが、Carole King が5曲、Laura Nyro が2曲、そしてご自身の曲が4曲も入っていて、ただのモデル上がりの女優じゃないところをうかがわせます。 ボーカルが弱いとかいわれてしまってますけど、そんな、弱いとは感じないんだけどなぁ。 とびきり上手かどうかといわれればアレですけど、聴きづらいところはまったくないですし、弱いっていうことはないです、全然。

Discogs の「スタイル」に Lounge, Psychedelic Rock とあるのも、ひとえに Lou Adler のプロデュース力によるところかと思われ、金もかかっているし、よりよいものが出来上がったものだと感心してしまいます。

なにしろいいのは Red Clay County Line で、あの Jimmy Webb の作であります。 いやぁもうソフトロックだよなぁ。

才色兼備なスーパー・ウーマン!!ペギー・リプトンは米TVドラマ「ザ・モッド・スクワッド」「ツインピークス」「奥さまは魔女」「インベーダー」などに出演し、ゴールデングローブ賞を受賞した女優で、かのクインシー・ジョーンズの奥方としても知られている人物。そんなペギーが、まだ20歳そこそこの頃に、ドラマーのハル・ブレインを中心にしたいわゆるレッキング・クルーら豪華メンバーをレコーディングに起用し、キャロル・キング、ダニー・コーチマー、チャールズ・ラーキーらで結成したザ・シティとともに、プロデューサーのルー・アドラーが主催するOde Recordsの初期カタログ最重要作品として、全ポップス・ファンからCD化を待ち望まれていたウルトラ名作中の名作。ペギーの魅力がたっぷり詰まった彼女の唯一の作品である本作は、全11曲中4曲が自ら作詞作曲を担い、当時シンガー・ソングライターとして頭角を現しつつあったキャロル・キングやローラ・ニーロ、ジョニ・ミッチェルらの女性シンガー・ソングライターと肩を並べるくらいの存在感を放っている。
参加メンバー:ハル・ブレイン、ジム・ゴードン、ジョー・オズボーン、チャールズ・ラーキー、マイク・ディージー、ラリー・ネクテル、ゲイリー・コールマン、ルウ・モーレル、ジム・ホーン他、ストリングス&ホーン・アレンジ:マーティー・ペイチ

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