Homemade Ice Cream (Tony Joe White)

なんか、言い方は悪いんですけど、誰か死ぬとその人の音楽を聴く、というのがよくないようにずっと思ってて。 そんなん、死ぬ前に評価しとけよ聴いとけよ、という次第でありまして、あながち間違ってはいないとは思っているんですけど、そんな肩肘張らないでさ、気楽に生きようよって、最近は思うようになってきたんですよね。

Tony Joe White は去年亡くなった。 へぇーって思ったのは享年75だということで、1943年の生まれだったんですね。 この人の音楽を聴くといつもエルヴィスを連想するんでして、実際エルヴィスがカバーしていることもありますし、あーいかにもエルヴィスが歌いそうな、っていうかエルヴィスみたいだな、っていうくらいになんにしてもエルヴィスを思い出すので、同じくらいの年齢かと思ってたんですよ。 そしたらエルヴィスのほうが8歳も年上だったという。

ルイジアナの音楽好きの家に生まれ、幼少期よりカントリーミュージックやゴスペルに親しんでいたという。

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まさにスワンプ・ロックでして、ずーっと私が避けていたジャンル。 どうもじじむさいといいますのか、しけてるといいますのか、どろくさいといいますのか、苦手だったんですよね、若い頃は。 もう若くないので全然聴けちゃいますし、逆に新鮮でね、いいんですよね。 聴いちゃうもん。

ただ、スワンプ・ロックというのはなんとも「ふわっと」した括りだと思いまして、Tony Joe White は軽く逸脱してるといいましょうか、シンガーソングライターですんでそっち寄りですし、アコギが多いので受ける印象がスワンプ・ロックだったりサザンロックのそれとは違うんですよね。

すべてのアルバムを聴いたわけじゃないですけど、デビュー作からこの4th(だったっけか)くらいまではとてもいいです。

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