music and dreams (Robert Lester Folsom)

Robert Lester Folsom という人は寡作で…と思っていたら、2014年にはこれより前の音源集がリリースされていたり、なんと新作が去年(2017年)だか一昨年だかにリリースされていたとかで、いよいよ知らなかったけどまぁよしとして、そもそもその2014年リリースの音源集だって8トラで自主販売していたものだそうだし、この music and dreams にしたって自主制作(1976年リリース)なのだそうで、いったいどいだけなのよって話。

1976年で自主制作ときくとどうしてもレベルの低いのを想像しちゃいますが、どういう経緯なのかこれは良盤で、「ソフト・ロック A to Z」で紹介されていた(って俺これ持っているはずだけどおぼえがない)くらいなのでソフトロックなのかもしれないけど、フォーキーでありSSW香が濃く、AOR感も強く、ボーカルはヘロヘロで、総じて微妙なバランスで成り立ってはいます。 なんかアコギ一本と歌だけなんしろ録っておいて、あとで(おそらくは本人以外の誰かが)いろいろ録り重ねていったんじゃないかって、そんなふうに聴こえるなぁ。

ソフト・ロック名盤ガイド『ソフト・ロックA to Z』掲載で大絶賛され、96年に初CD化を遂げたあの奇跡の名盤がリマスタリング&ボーナス・トラック2曲プラス、そして紙ジャケット仕様にて復活!!キリンジ堀込泰行のソロプロジェクト“馬の骨”がカヴァーした「My Stove’s On Fire」のオリジナルを含む珠玉の名曲集を是非お手元に。(オリジナル発売;1976年/Abacus Records)
90年代にSSWファン、ソフト・ロック・ファンを驚愕させた最大の事件がこのロバート・レスター・フォルサムの自主制作盤の発掘だった。頼りなく、味のあるボーカルで演奏はいたってシンプルだが、緻密なアレンジと素晴らしいメロディーがリスナーを魅了して止まない。オリジナル・リリースから35年以上もたった現在もまったく色褪せるどころか益々輝きを増すというミラクル!!何ともいえないドリーミーな美しさを湛えた冒頭のタイトル曲「Music And Dreams」から哀愁漂う「Ginger」、胸が高鳴る「My Stove’s On Fire」他、捨て曲一切なしの聴き所満載!!

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