ガールズ 恋の初体験

「エマニエル夫人」のジュスト・ジャカン監督が少女たちの成長を繊細なタッチで描いた、美少女青春ロマンス作品。

先日・・・かなり先日Twitterで、10ccの話だったか10ccの「愛ゆえに」の話だったかが出て、あぁ懐かしいなぁと。 懐かしいと思いつつ、そういえば「愛ゆえに」を使った映画があったなって。 イタリアだかフランスだかの映画で、こう・・・青春映画っていうの?女の子が何人か出てきてあれやこれやって映画・・・

が、これ。 「ガールズ 恋の初体験」。 タイトルそのまんまで、ガールズで、恋があって、初体験があって、まさかの中絶まであるっていう、なかなか忙しいフランスの青春映画であります。 1979年の作品。 2013 – 1979 = 34・・・ああああ。

もう時代が時代で、やれポール・ニューマンだのロバート・レッドフォードだのでキャーキャー言っちゃう時代。 不気味なくらいなフルメイクでディスコにお出かけしちゃう時代。 10代中盤のこう・・・(ちょっと子供がいる当方としてはあけすけに言えないような表現を書こうかと思いました)・・・な空気がぷんぷんしています。 そしてやたらとアッパーで、怖いもの知らずな年代なんだよねって思ったり。

幼い雰囲気だから全然あれだったのか、それでもカトリーヌ役の女の子は「あら♪」って思わせるところがあったのですけれども、観終わってから調べてみましたところ、あのアンヌ・パリローだったんですね(当時は19歳、役柄では17歳?)。 あぁ、アンヌ・パリローだってもう50代ですよ。 50代なんですよぉぉぉぉぉぉぉ!

これまでに映画館はもちろん、ビデオでも観たことがなかったので、おしらくにはテレビで観たんだと思います。 すごく昔。 80年代とか、私自身が小学生とかそんな頃だったような気が。 (土曜日の)昼(すぎ)に放送したのか、夜だったのかわかんないですけど、これを観た、だから覚えているんだろうなぁって。 そうそう「愛ゆえに」が使われているのを知ってるのは。 むろん、ストーリーもとぎれとぎれに覚えてましたしね。

しかし、「愛ゆえに」があのシーンで使われていたとは知らなかった。 ってゆーかあのシーンはテレビで放映してた(できてた)のだろうか、っていうね。

映画自体は最初、なんだこれつまらないなぁって思ったのですけれども、段々面白くなるんです。 中絶の話がおわったあたりからたたみかけるように面白く思えたなぁ。