東京の暴れん坊

桜ん坊なら知ってるんですけどね、暴れん坊は知らなかったなぁ、と書いておいて。

これまでの印象とは違い、旭がコミカルな役に挑戦、銀座を所狭しと暴れまくるシリーズ「暴れん坊」の記念すべき第1弾。
東京・銀座を舞台に、小林旭扮する“銀座の次郎長”が活躍する姿を描いた作品。

アキラつったら旭という漢字しか思いつかない私でありますけど、実はそんなに出演作を見ているようでもなく、過去ログみたらほんの数本のようでした。 っていうか過去ログ、MTだった頃のはもう無視したくてしょうがないです。 重複してもいいから再エントリーしようと思ってはいるんですけどね(こないだマグマのをやったけど)。

それはさておき東京の暴れん坊。 昭和30年代とおぼしき東京は銀座の風景が最初に、オープニングの最後あたりに出るんですが、路面電車のレールがあったりする。 店の前のシーンはこれ、セットなのかなぁ、現地なのかなぁ・・・どちらにせよ、舗装されていないんです。 セットだとしても、舗装していなくても現地面が通用しちゃうところがなんとも。 ものすごく時代を感じてしまうんですけど、なんというか映画を見ていますと「夢のある時代」だったのかなぁって。

小林旭も格好良いし、浅丘ルリ子もおきゃんで可愛い。 ストーリーはだいぶに軽く、全てが明るく都合の良い方向に進んでいく。 見ていて嫌味がなくて、ほんとうに夢のある映画なんですよね。

ちなみに挿入歌のノーチヨサン節のノーチヨサンって、「のう千代さん」という意味らしいですね(原典)。 千代とは千代田稲荷だ、と。 それにしてもすごいうたをなんという時代にうたったものですよ、アキラ。