The Black and White of It is Blues (Joanne Vent)

ジャニス・ジョップリン・タイプの女性ホワイト・ブルース・シンガー、ジョアン・ヴェントがA&Mからリリースした唯一のソロ・アルバム。(オリジナル・リリース:1969年)
制作はラリー・マークス(チャド&ジェレミー、フィル・オクス、ディラード&クラーク他)。[1](ビリー・ホリデイ)、[2](ランディ・ニューマン)、[6](ジェイムズ・ブラウン)、[8](アル・クーパー)など、彼女の原点であるブルースやR&Bのカヴァーを中心にした傑作ブルー・アイド・ソウル・アルバム。この後トーマス・ジェファーソン・ケイをリーダーに、本盤にも参加したリチャード・クルックス(パーカッション)らと、東海岸では珍しいスワンプ色濃厚なバンド<ホワイト・クラウド>を結成して、72年にアルバム『ホワイト・クラウド』をリリース。またジェファーソン・ケイ、ヴェントの他WCのメンバーは、同年のゴードン・ウォーラー(元ピーター&ゴードン)のヴァーティゴ盤『ゴードン』にも全面参加している。その他ヴェントのゲスト参加(バッキング・ヴォーカル)作に、ジョン・ヘラルド『ジョン・ヘラルド』(73年)、ジェリー・ジェフ・ウォーカー『ジェリー・ジェフ・ウォーカー』(73年)、ルー・リード『サリー・キャント・ダンス』(74年)などがある。

正直 White Cloud のアルバムはピンとこなかったけれど、Etta James に近いと言われるR&Bというかソウルというかシャウトというかなこのボーカルスタイルのソロ作品(1969年)は、最初聴いたときに連想したのが Cold Blood (の Lydia Pense)で、いやかなりいいなぁと思ったものでして、Lydia Pense よりも泥臭く、収録されているのがカバーばかりなので聴きやすくもあり、ジャケットもよく(←これだいじ)、なかなかの良盤。

BGMにしておると、気づくと何周もしていという…

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