Golden Island (Club 8)

Club 8といえばスウェーデン。 スウェディッシュ・ポップでネオアコで、みたいな印象が強いのですけど、この(今年リリースされた)最新作には面食らう。 スウェディッシュ・ポップもネオアコも、どの引き出しを開いても見つからない。 かけらすら見当たらない。

思えば前作(Preasure)がインディ・ダンスで軽い衝撃を受けたところですけれども、そもそもClub 8ってジャンルが一定しないっていいますか、そりゃ20年もやってるサイドプロジェクトだったら仕方ないだろうって話ではありますが、通底しているのは軽快さであったところ。

それが、シンセが全面にでてきてからはテンポが落ち(ダウンテンポになり)、エコーは深くなり(エコーフカァークになり)、暗く冷たく落ちていき…

どうにも今作は「アトモスフェリックなアンビエント・ワールド」がメインになったそう。 アトモスフェリックなアンビエント・ワールドってよくわからない。 アンビエントなのはわかる。 エキゾ・エスノな感じもする。 ゴスっぽい空気も感じる。 なにせ暗い、重い、遅いというところなので、これは売れないだろうって思っちゃったし、そもそもニュースにもならなかった(か、そのくらいなので見逃していた)。

ただ不思議なのは、Club 8の真髄なのか、ポップなんですよね。 よくよく聴くと。 この時期、冷房の聞いた夜の部屋でまったり聴きたい1枚なんであります。

https://youtu.be/C4R_PX1CI0c

ダークなレゲエ…

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