The Harry J Sessions (G.T. Moore)

すごいオススメのされかたをしてて、Tradition の Captain Ganja And The Space Patrol 以来の近年稀に見る傑作(あっちは再発こっちは発掘)だとされてて、1曲目の Utopia を聴いて大興奮した私ではありましたが、手放しでどうこうって言うほどでもなかったかなと正直言えば言えたり言えなかったり。 もちろん決して悪くはないですけどね。

元曲そして続けてダブ(ミックス)という流れになっているので、8曲中の4曲が純然たるオリジナルだと、ダブを認めない向きであればそう捉えるところであります。 ダブを認めるか認めないかというところがキモかもしれませんけど、これを買う人だったらダブは認めるもへったくれもないだろうですし、元曲が終わってダブに移るスリリングさがなんとも気持ちいいんですよ。

そういえば Heron も何枚か持ってるよなぁと思って聴き直したんですが、この発掘傑作とはそんなに結び付けなくてもいいみたい。 そもそも私は G.T. Moore という人を、活動を、全く追ってこなかったんで余計にかもしれない…。

ともかく、これはいいレゲエ。 いいU.K.レゲエ。

2018年最初のとんでもない発掘!“SSW,AOR MEETS DUB!!!!”これは…まさかのTRADITION「CAPTAIN GANJA & SPACE PATROL」超えの奇跡のメロウ・ルーツ・ダブ!70年代SSW、AORの淡いメランコリックな音像に、ジャマイカ最高のスタジオ、HARRY Jレーベルの叡智が融合した、奇跡としか言いようがない作品がこれ!

UKフォーク、HERONに在籍し、後にG.T.MOORE AND THE REGGAE GUITARSで活動するG.T.MOOREが、1980年にジャマイカのキングストン名門レーベル、HARRY Jに残した奇跡の音源が発掘されました!G.T.MOOREがジャマイカで伝説のLEE PERRYのBLACK ARKスタジオでの最後の作品と言われる名作「RETURN OF PEACOCK JACKXON」のセッションに参加した際、G.T.MOOREがZAPPOWのメンバーを引き連れ、名門HARRY Jレーベルで残したとされる伝説の音源が世界初復刻!

その音は…HERONで見せてくれた淡いSSW、ブリティッシュ・フォークのメランコリックなメロディーと歌が、ZAPPOWらによる美しくソウル・レゲエ的洗練の極みといった演奏が融合した奇跡としか言えない前人未到のメロウ・ルーツ・レゲエ、ダブを作り上げた。

まるでAORのような美メロや、エレピやサックスによる色彩豊かな音色、そこにG.T.MOOREに儚いヴォーカルが乗り、リズム隊はZAPPOWの鉄壁の演奏が支える。この感触はまるでTRADITION「CAPTAIN GANJA & SPACE PATROL」を思わせるような、メロウで浮遊感あふれるヴォーカル・チューンとLEE PERRYのブラック・アークのダブのような宇宙的な素晴らしいダブ・ヴァージョンで成り立っている。この幻のセッションから「UTOPIA」のみ1980年にBLACK STAR LINERからリリースされ、近年PARTIALレーベルから復刻されたのが記憶に新しい。そのPARTIALレーベルがついに!幻のHARRY Jセッションの全容を発掘する事に成功した。70年代SSWのメランコリーと、80年代のAORのメロウネスに、ルーツ・レゲエ、ダブのエッセンスが融合した最高に素晴らしい逸品!まさか「CAPTAIN GANJA & SPACE PATROL」クラスの作品に出会えるとは…2018年最初の感動の極み!

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