二十歳のころ〈2〉1960‐2001

「私は何のために生まれて来たんだろう」「あの人の運命を決めた出来事とは?」―二十歳のころの生き方が、その後の人生を決める。立花ゼミ生が熱い思いで突撃取材!安保闘争、バブル崩壊、オウム真理教事件、NY同時多発テロ…世界が再び混迷の時代に突入する1960~2001年に「二十歳のころ」を迎えた多士済々39の足跡。文庫版特別インタビュー:飯田圭織・安倍なつみ(モーニング娘。)。

シリーズで数冊出ているようながら、私が読んだのはこの2冊目のみ。

二十歳といえば今の私の年齢の丁度半分なんでありますけど、私の二十歳の頃なんて思い出したくも無いし、今ではあの当時に得た教訓はそれなりにあるとは思うものの、出来るだけ思い出したくないという始末。 これは今そういう年齢だからっていう訳でもなく、二十歳の頃からずっとそうでした。 っていうか、私は(恥ずかしくて)自分の人生を振り返りたくないクチだったりもするんです。

これがもっと年齢を経て、振り返るのもやぶさかでないようになるのかも知れませんが、それでも(他人のそれだって事で)読んでみたのは、自分の息子が二十歳になったらどんなんだろうなぁという漠然な気持ちからでありました。 でも自分の息子が二十歳になるなんて相当先の話(18年も先)ですし、その頃私は還暦に達してしまうので、それはそれで気が重くなる話。

ただ、これだけは言えるのは、私がその後の人生を決めたのは、二十歳の頃ではなく、三十路に突入してくらいだったと思います。 もう随分と定まらない人生を歩んできてたんです。 私は生き方があんまりうまいとは言えず、そんな自分の息子の将来をなんとなく不安に思うこともあったりなんですよね~。

不惑なのに。