ウィー・アー・ジャスト・テイキング・オフ

サディスティック・ミカバンドが解散した後、G:高中正義、B:後藤次利、Dr:高橋幸宏、Key:今井裕で結成されたスーパーバンドの2ndアルバム。

1stのエントリーの時に何を書いたか全く見返すに書き始めるんですけど、CDを聴いての評価なんて普通そんなもんであり、本来であれば資料なんかは一切要らないんですよね。 とかは全然思わないんですけど。

サディスティックスの2ndが、1stに比べてまとまりがないとかなんちゃらかんちゃらいう評価がありまして、メンバーのソロの充実度とか、メンバーの指向趣向のベクトルがバラバラになったからこういう内容なのであり、だから解散したんだとか、そういうのがありますけど、私は正直申し上げますと、それとアルバムの出来栄えはこの場合関わりが無いと思うんですよね。

そう言われればそうかなぁ・・・とか、あぁそうなんだ、だからなのね・・・とか、そういう固定観念とかね、余計で要らない知識はどうかと思うんです。

普通にいいじゃん、と。 1stと毛色が違ってこれはこれでいいよ!と。

特に出色なのはM7 “On The Seashore”かな。 この曲だけは随分と前から知ってました。 もしかしたらLPを持っていたかも知れません。 少なくとも私、「ライブショー」は持ってまして、その時にこの2ndが売れなくてずーっと残っていた記憶がありますもん(逆に1stはどこ行っても無かった)。 もしくはラジオで掛かっていたのを聴いたのかな。 それを録音して延々聴いてたのかな。

基本的に単純な私は、「Seashore」っていう単語に弱くて、曲名にこれがついていると無条件で名曲宣言しちゃう悪癖がございますけど、ままそれは冗談としてもこの曲はメロウで切なくて名曲。 女性ボーカルっていうのはサディスティックスにとって非常に重要だったんだとなぁと再確認させてくれるところであります。

あー、ライブショーはいつ再発されるんでしょうねー。 今とんでもないプレミアがついてるもんね。 あんな高い金だして買うなんてどうかと思いますよ。 ぉ、この2ndだってアマゾンでは非常識な値がついてますねぇ。 困ったさんだなぁ。 コンプリートボックス希望なり。