アメイジング・ジャーニー

作文:なまえ 睡蓮 空男

ぼくは、ふーがだいすきだ。 びーとるずとかろーりんぐすとーんずとかよりもすきだ。 え?きみはびーとるず?それともすとーんず?ときかれると、ふーですとこたえます。 だってろっくなんだもん、ふーって。

私はロックが嫌い。 ロックンロールなんて聞いただけで「どんなロックの系統です?」と前置きして答えないとならない程に、世に言うロックが嫌い。 っていうのは随分とここで書いてきたですね。

でも、幾つかのロックバンドは好きなんですよ。 というか、そのバンドがロックのカテゴリーに括られがちなんで、その括りに私も括られて、ついでに「あーそれは好きです」というだけなんですけどね。

実を言うとビートルズもストーンズもね、好きなんだけどさ。

伝説のバンド、ザ・フーの軌跡を追ったドキュメンタリー。ライブ映像やメンバーの最新インタビュー、そしてスティングやジ・エッジなど、ザ・フーを敬愛するロックスターたちのコメントを収録する。

それにつけてもThe Whoは別格であります。 だってキースもピートもジョンもいるし。

私がWhoを好きなのはリズム隊に尽きるのでありまして、さっき考えたんだけど、「動」ではWho、「静」はFishmans、「妖」はCanなんですよ私の評価としては。 あーリズム隊の話ね。

アマゾンのリンクは本編のみのだけど、フルセットはすげぇらしいじゃん。 買おうかな...と思わせず程に、本編の内容が素晴らしいんです。 レンタルとかしてみんな観てね。

でもあれか、今やYouTube時代だものね。 「Whoっすか?」ってな向きには先ずはつべだよね(実はこないだ、ホワイトハウスってどうすか?って訊かれて盛り上がったばかり)。

以下、版権とかどうこう言わないでね。 取り敢えずツベるけど、あくまでも当該DVDの本編が良いからさ!って話です。

私がWhoで一番好きなのが、タイトル的に原点回帰な「Who are you」です。 昔、宝島(ぉ!)とか読んでたら「元祖パンク」なんて評されていたけど、今思えばこんなに大変なパンクバンドは無い訳で、楽器を壊すとかは冗談としても、楽器を「壊しかねない」勢いと楽曲構成は巷のプログレバンドを陵駕しますし、よくよくよくよく澄まして聴くと、勉強になるモチーフだらけでありまする。

さっき「静」で紹介したFishmansの、最高にイカしたテイク。 これって「静」ってか「浮」って感じもありますが、先ずはリズム隊のパフォーマンスを注視してね。 とろけるようで確実なリズムの解釈が素晴らしい。 そういゃ、Whoはハイハット無しだし、Fishmansはハット左手だ。

こちとら「妖」って評価しちゃったCAN。 ジャーマンの方ね。 これも再度評価してみると「妖」というよりさっきのFishmansと比較したりなんかして「落」って感じ。 つまんないっていう意味じゃなくて、er的にupかdownかみたいな。 勿論、極北ではありますWhoとは。 でも興味深い比較対象でしょ? これら全部好きなんだよ私。

という訳ですが、Whoはすごく評価されるべきバンドです。 なんだかんだで私としちゃぁ、Whoなんだな。

ホントはもっとWhoについて書きたい!