SafariのキャッシュをRAMディスクに置く

Safariのキャッシュファイルを別ディスクに移動する」の続き。 これまでは、Webプロクシを利用したり、キャッシュファイルそのものを別ハードディスクに移動したりしてMac miniの内蔵ディスクをいたわってきたのでありました。

そしたら件の記事をGRAFAiNさんがリンクしてくださって、その中に「RAMディスク」という懐かしい響きが。 そうだRAMディスクをマウントしてそこにCache.dbを放り込めば、ディスクアクセスが相当軽減するし、処理も速くなるに決まってるよなぁと感じたのであります。

んで探してみると、便利なものでMac OS X用のRAMディスクユーティリティーがドネーションウェアであるんですね。 「Esperance DV」でございま〜す。 システム環境設定でやんすので、(~)/Library/PreferencePanesに移動させてシステム環境から「Esperance DV」を選択します。

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2008080901 posted by (C)padmacolors

作業用ディスクを作るだけなら設定は簡単。 でも今回は少々ややこしいので覚え書きしておきます。

Capacityスライダーで適当に容量を決めたら、「Create on opening session」にチェックを入れて、「Create」ボタン(ショットではEhectになっているところ)をクリック。

Location欄の「Choose…」より、RAMディスクの保存場所を設定。 これを内蔵ディスクに設定するのは本末転倒なので、今までキャッシュファイルを移動していた外付けディスクの第1階層にしました。 そしたら「Save in disk image」にチェックを入れ、その下の「Self auto restore」にもチェック。 そして「Save now」をクリックします。 すると設定した階層にバックアップファイルが生成されている筈です。

基本的にはこれだけ。 あぁ、案外簡単だった。

次に、キャッシュファイルの移動。 と、その前に、いままでのおさらい...っていうか、今外付けディスクがクラッシュしたら、再構築出来る自信が無いのでこれも覚え書き。 これらのフォルダを外付けディスクに移動して、元のところにはシンボリックリンク(ln -s 先 元)を張っています。

~/Library/Safari
~/Library/Caches 
/private/var/folders

何で1番目のが...って感じかも知れませんが、ブックマークは別に飛んじゃっても構わないからなんです。 全部LAN内のポータルページに集約しているので。

さて、この中で今回はSafariのキャッシュファイルなんですが、(/private/var/)foldersを元に戻してどうこうっていうのは面倒くさいので、このまま更にRAMディスクに移動します。 えっと、元を正すと

/private/var/folders を /Volumes/(disk name)/folders に移動してシンボリックリンク 

こういう状態であったのを、更に、

/Volumes/(disk name)/folders/**/*************/-Caches-/com.apple.Safari

/Volumes/RamDisk/com.apple.Safari 
に移動して、ターミナルで

ln -s  /Volumes/RamDisk/com.apple.Safari  /Volumes/(disk name)/folders/**/*************/-Caches-

仕上げにEsperance DVに戻って、「Save now」をクリック。

これで作業は終わり。 どのタイミングでEsperance DVがバックアップを取るのかわからない(もしかして手動のみかもしれない)んで、取り敢えずフォルダ構成だけは残りしておく、という感じです。 さらには中身が空のCache.dbを作ってそれで構築し、バックアップを取った方が後々良いかも。