7
2月

るーみっくわーるど(高橋留美子)

「高橋留美子短編集」と銘打たれた単行本を、そういや20年くらい前から目にしている。

 

思い返せば小学生の時、うる星やつらのテレビの第1回のを観て以来、ビューティフル・ドリーマーまでは真剣に追っていたところでありまして、無論すかんぴんウォークも観てこっちはこっちで衝撃を受けたしDVDあるのかなあればまたみたいなぁって話はさておいて、更に頼りのない記憶を辿ると、ここで私の高橋留美子は休憩していたのかも知れない。

そもそもに高橋留美子と私、的なのを書き出したら止まらなくなると思うんです。

高橋留美子の漫画本がある、という生活環境には恵まれていたように感じます。 私が買わなくても、周りの女性がごっそり持ってて、なんかあれば伺ったり(伺わなくても済むような間柄なん)で読破したりしなかったりとか、ビデオなんかもなんか知らんけんど当時持ってる家に馳せ参じたりとか、いやまぁこと高橋留美子ブームが私の中で巻き起こると困ったことになるのではありましたけど。

こういう流れで申し上げるのは癪に障るけどね、でもアカネは誰よりも飛び越えていた。

 

「高橋留美子短編集」と銘打たれた単行本を、そういや20年くらい前から目にしている。

 

それは初めてアカネの家に行った折(泊まっちゃったし、その時の家に我々パドマ軍団は今やおるし!)カラーボックスの隅っこに高橋留美子コーナーが威張っててね。 それを見つめながら酒呑んでたんです。 留美子眺め酒ですねえ。

去年ここに引っ越すにあたって、前の引っ越しでは得られなかった「アカネのコレクションを舐めるように評価しちゃう」場面に立ち会うにあたり、思ったんです。

 

「高橋留美子短編集」と銘打たれた単行本を、そういや20年くらい前から目にしている。

 

しかしながら、いや笑えないし笑うことはないけど、コンプされていなかったんですよ。 2巻までしかなくて。 なんかね、全3巻だっていうんで、そりゃ探しましたよ去年の夏初めくらいから。

そしたら先日ね、3巻目を入手できて。 やっとね、読了した。 やったよかーちゃん(しーちゃん)。

1巻目の最初の、炎トリッパーがなにしろ好きだ。

13
1月

光る風(山上たつひこ)

興味を持ったときには市場に出ておらず、ラストの軍隊の行進のシーンの一コマだけ見て衝撃を受けたままオトナになったものです。 その後、古本屋でサンライズ版だったか(忘れた)を見かけるも、全巻揃い3,000円とかとても手が出せず(当時は松本零士ブームだったので、そっちだったらほいほい買ってたものですけどね)、いつの日にか買って読んでやろうと虎視眈々虎穴に入らずんば虎児を得ずだったりなかったりでした。

「今日の日本」を予見した 衝撃のディストピア・ストーリー、 山上たつひこの傑作『光る風』の完全版! ! 本書は、

  • 少年マガジン連載時に、評判の高く、物語の一部になっているものあった「扉絵」をすべて収録。
  • 原本(少年マガジン)にあたったところ、驚くべきことに「ページ抜け」もあったため、これを正しました。
  • コマがトリミングされていたものも、元通りにしました。
  • 以上のものと、出版の度に改竄(改悪)されていた「ネーム」(台詞)を一旦最初の状態に戻し、そこへ新たに著者によるチェックをしてもらっております。

これが本当の『光る風』です!  この機会に是非お読み下さい!

そしたら10年位前に完全版が出て、うわー買わなくちゃと思いつつスルーしてしまい、一昨年だったかに完全版の再販の運びとなり、うわー買わなくちゃなんて思いもせずすなわち知らなかったていたらくなんですよ、あたしって男は。

去年末、誕生日を迎えるにあたって「すいません正月休みに読みたいので誕生日プレゼントということで買ってもよろしいでしょうか稟申し上げます」的なお願いをしまして、やっとこさ、やっとこさ買ったのであります。 んで読んだのであります。

ただ、これ、正月休みにこたつでぬくぬくしながら赤ワインななんか呑んじゃいながら読むものではなかった。 最初の衝撃をすっかり忘れていたのでありました。

あらすじはネタバレになるので端折りますが、軍国主義・全体主義の流れと、奇形児出産につながる奇病とが主だったテーマであります。 それが1970年の少年雑誌の連載だっていうから時代も時代。 ただ、時流である左側に偏りすぎることもなく、現在に通じる末恐ろしさを余すとこなく描ききっています。

なに末恐ろしいかって、最後に・・・あ、ネタバレになっちゃいますけど・・・首都直下の巨大地震が起きるんです。 地震・・・

30
12月

砂とアイリス 3

長瀬なぎさは、発掘をこよなく愛する研究者の卵。優しい彼氏とは順調だが、梶谷先生とも急接近。移ろう季節。つかず離れずだった関係は、次第に濃密に。恋と発掘ライフはどこへ進む──。

2年ぶりの3巻目。 不倫だ二股なんだと言われるようなことになってしまったんだけど、西村しのぶだから仕方ないかっていうか、なにせ全体の空気が淡白なので(蛋白じゃないので)、どいだけ複雑怪奇な感情であろうともスルーさせる力がここにはある。 あるような気がする。 ないような気もする。

そういえばどっかで聞きかじったのですけども、「アルコール」って完結してたんですね。 もうさー、なにしろ淡白なもんだからさー、どうなってるのかわかんないんですよね。

通じて言えるのは「西村しのぶだから」っていうね、諦観とは違うと思うんだけど、ほら、大昔からずーっとこんなんですからね。 んでそういうのを好んでこちとら読んでいるんでね、嫌いな人にはまったく受けつけられないでしょうし。

考えてみれば西村しのぶの描く主人公の女性は、案外に恋多き感じがします。 そうじゃなきゃ相手の男性が「おもしろおかしくふしぎ」なんで女性側が一途になってしまうとか。

漫画ですんでね、いろいろですよ。

次、出るのかなぁ。