デス・プルーフ
タラちゃんの新作♪
60~70年代のカルト的B級アクションにオーマージュを捧げるのが好きなクエンティン・タランティーノ監督だが、本作はその極めつけと言っていい。自分が運転する車を凶器にして、女たちを殺していくスタントマンが主人公ということで、カーアクション映画への愛着が随所に盛り込まれる。『バニシング・ポイント』で使われたダッジチャレンジャーや、『コンボイ』のトラックのトレードマークであるラバーダックなど、映画ファンは小ネタだけでも楽しめるのだ。映像の傷や、音のダブりをわざと入れて“古さ”を強調。殺人シーンのあまりにリアルな描写も監督のこだわりだろう。
物語は、前半がテキサス州のオースティン、後半がテネシー州のレバノンで展開され、それぞれ4人の女たちが殺人鬼の標的になるが、キャラクターが対になっているのも面白い。とくに後半の女たちのマジギレぶりは妙に現代的で、このあたりにタランティーノの、ただ過去を模倣するだけではない才能が光っている。その後半部分には、『キル・ビル』でユマ・サーマンのスタントを務めたゾーイ・ベルが本人役で登場。彼女のアクションだけでも本作を観る価値があるというもの。
小ネタ満載の以下にもタンティーノちっくな作品で、すごく面白い。 前半の最後でグロいシーンがありますけれども、まぁこれもタランティーノならではで、よしとしたい。 兎に角喋って喋って喋くり倒すのもお馴染みの展開で、これらを総合するととんでもなくダラダラした映画に聞こえちゃうかも知れないけど、そうじゃないんですよね。
オマージュだらけだといえばそれに尽きるかも知れないけれども・・・。
ともあれ、中身もいいし喋りもいい、音楽もサイコーの映画です。 正直言えば最後のカーアクション(これが一番のキモなんだろうけど)はもっと短くてもいいんじゃないか?って思う程。






