三億円事件
1968年12月10日「三億円事件」発生。多くの謎を残し、7年後に時効が成立。それから約20年、一枚の焼け焦げた500円札が一人の男を動かした。執念の取材が明らかにする捜査本部の混乱、モンタージュ写真の欺瞞、浮かび上がる三人の男…。やがて突き止めた「真犯人」はアメリカにいた!6時間にも及んだ手に汗握る「対決」。正体は?動機は?そして三億円の行方は?文庫化にあたり衝撃の後日談を収録。
ノンフィクションの割には...っていうのが一橋文哉の作品の特徴なんではありますけれども、読み物としてはこんなに面白いものは無い訳なんでありまして、暴走気味になってしまう著者のテンションには鼻白んでしまうところはありながら、ぐいぐい引き込まれてしまいます。
文庫本には後日談というかその後のエピソードがあるんですよね。
もうここまで犯人と目される(目した)人を追いつめたのだから、後日談ではそりゃ逮捕されて云々...っていう展開になるんだろうなぁって思いつつ読んでみても、なんか全然そうじゃなく、かなり肩透かしを食らうっていうか、じゃぁ本編の内容はなんだったんだ?と思うところさえあっちゃったりして。
これまで得てきた証拠は一体何だったのさ!みたいなね。 ずっこけてしまう感じなんですよ。
ただ、事件の経緯や時代背景の描写は緻密ですので、事件を知るにはかなり適した書籍なんじゃないかと思います。





