御家人斬九郎
本所割下水で最下級の御家人の四男五女の末子、松平残九郎。兄弟が逃げだした家で共に住む母麻佐女は79歳ながら、人並みはずれた大食で食通、薙刀と小鼓の達人である。表沙汰にできない罪人の介錯を副業(かたてわざ)とし、斬九郎の異名を持つ彼の許には、いつも奇妙な依頼が舞い込んでくる…。
江戸の闇を衝いて、今日も斬九郎の剣が冴える。晩年の著者が最も力を入れた痛快な連作シリーズ。
結局テレビドラマは観なかったんじゃないでしょうか。 渡辺謙だ岸田今日子だが出演したって事で観ようという気持ちはあったんですけれども。
柴田錬三郎の作品をようやくになって最近から読み出したっていうのが実は大きいのかも知れません。 もし先に原作を読んでいれば絶対にテレビドラマを観ていた事でしょう。
原作はとてもテレビドラマ向け。
その設定の荒唐無稽さは、テレビドラマで役者さん達に縦横無尽に働いてもらう程にその味わいを深めますでしょうし、兎に角キッタハッタの世界...ではありませんので、原作を読んでいるだけでも面白い。 ですからドラマも観たかった。





