歌う若大将
「歌う若大将」が良いんだ。
加山雄三を“永遠の若大将”として世に知らしめた青春ドラマシリーズの4枚組BOX。人気の3作品『ハワイの若大将』『エレキの若大将』『アルプスの若大将』に加え、66年の日劇ショーを中心に全15曲と名場面集を収めた『歌う若大将』を収録する。
この「歌う若大将」が良いんだ!って書いてますよ私(酔)。
「若大将」の冠がありますがこの作品だけはライブ(コンサート、リサイタル、ワンマンショー)を中心とした所謂「ライブ盤」でありまして、その途中途中にこれでもかっ!って程若大将シリーズの名シーンが織り成されている、というかなりにイレギュラーなもの。
しかし、この一種変な構成がこの作品を一際際出させています。 若大将シリーズという映画作品はその内容があまりにも非現実的であり、また一方コンサートっていうのもその演出において現実感の薄い方が効果的である特性に注目すると、この混合は相乗効果をもたらします。 「なんちゅー展開かよ!」っていう名場面シーンから、なんとなく関連性のある曲へ(何故か)スムーズに移れるというのは、そんな要因が含まれているからではないでしょうか。
それにしても加山雄三が良い! ランチャーズが控えめで良い! 女性客の歓声がハードコアで良い! 特にこの歓声は評価しなくちゃならないところで、「キャーーーー!!」とかじゃなく、ちゃんと言語になっているんです。 「ステキーーー!!」なんていうのは普通だけど、「雄三サン、笑ッテーーーー!」とか、兎角文章ちっくなのがすざましい。
...さて。
私は今53歳だけど、いや、54歳だったっけ...それは全然さておいて、加山雄三然り若大将、または当時の「スター」をDVDで観ると、母親の事を考えるんです。 うん、俺の母親ね。
丁度私の母親の青春時代がやれ裕次郎だなんだって頃で、実家にあるけど天竜川のどっかで石原裕次郎だか誰かと浅丘ルリ子が映画の撮影で来てて、そのシーンをさ、女子高生だったかなんだったかの私の母がさ、写真におさめてね、それが実家にあるんですよ。
今って「写真アルバム」なんて無いでしょ。 もうデジカメ時代だもんね。 でも昔は写真アルバムなんてなのがあってさ、現像からあがってきた写真を仕舞ってたんですよ。
んで、大昔のアルバムっていうのは、直接写真を配置出来るんじゃなくて、「コーナー」ってのがあって、コーナーの配置を決めてからじゃないと写真の貼りようがなかったの。
だもんだから、写真を貼る所以外のスペースは「ポエム」エリアであったりね、「一言」エリアだった訳。
この「ポエム」であったり「一言」であったりなエリアの観賞をね、母親っていうのは嫌がる訳でさ、それが青春なんだよね(笑)。 「憧れの***クンとパチリ」とかね、書いてあるんだよ〜。
すげぇ、母さんも少女だった時代が・・・・なんてね、ボク思ったりしてさ。
そんな中に裕次郎(だったかな)とルリ子がね、居たの。 天竜川にゴロゴロあるデカい石の上に二人して座ってる写真がね、あんのよ。
それを思い出すんです。 スターっていうのをDVDで観るとね。
母さんも今の若者みたいにアイドルとかに憧れてたりね、やれ映画の撮影が近所であるっていうと飛んでったりしてたんです。 その後の言葉だけど、ミーハーだった訳だ。 普通の女子高生だった時代があったんだなぁ・・・・ってね、思うの。
そんな母さんもね.....いや、まだ生きてるけどね。
なんだよ大晦日にこんなオチのエントリー。





