寝ずの番
中島らも原作の映画化。 中島らもの作品は、ファンの割にはあんまり読んではいなく、これも他聞に漏れず、なのではありましたが、周りの評判がとてもよろしいので観た次第。
上方落語界の重鎮・笑満亭橋鶴―今まさに、臨終のとき。弟子たちが見守る中、一番弟子の橋次が言った。「師匠、何か心残りはありませんか?」「最期に、これはやっておきたかったということはありませんか?」師匠の口がもごもごと動いた。「そ、そ○が見たい…」「そ○?!」「そ○ですか・・・」「そ○ねえ・・」弟子たちが、あっけに取られ、誰がそ○を見せてくれるのだろうか・・?と悩む中、白羽の矢が立ったのは、二番弟子の橋太の妻 茂子。何とか説得して、茂子が、師匠のベットの上にまたがり、おそ○を、お見せした所、師匠からでた言葉は、「そと、見たいゆうたんじゃ あほー」その3分後に師匠は亡くなった。静かにとりおこなわれる、「お通夜」=「寝ずの番」だが、落語家一門の「寝ずの番」は、一筋縄ではいかない。悲喜こもごもの話しや噺しが盛り上がり、歌えや、踊れやの大騒ぎ。それが一夜だけではなく、一番弟子の橋次、そして、おかみさんの志津子と次々に「寝ずの番」が行なわれていく・・・
それと、富司純子のファンでもあるので是非にでも観たかったのですけれど、それを踏まえても余りある位にこの作品は面白い。 単純に先ずはオススメしたいです。
基本的に科白が聞き取り辛いのは、字幕の無い邦画の為では無くて、声の通らない役者やその演出に問題があるのでありまして、それが私を邦画から遠ざける要因でもあるのですけれども、コソコソ話を本当にコソコソ喋るのには呆れもし、それは現実でやってくれと申し上げたいくらいです。 これは映画なのだから、もう一寸演出のしようも、そして技術的に克服する事も出来るだろうに。
というのが「惜しむらく」の唯一で、後はもう絶賛したくなっちゃう程の出来栄えだと私は思います。
あ、それと下ネタが多いので、カップルで観るのはどうかと思うかも。 気の知れた夫婦(←最近この言い方が好き)で観るのが良いと思うな。 とてもリズムの日本的な、これぞ日本の映画だと申し上げたいです。
クライマックスに向けてどんどんと筋(ストーリー)の華が開いていくのですが、それ故にストーリー途中の面白いところとかは書けません。 先ずは観てみて!





