『噂の真相』25年戦記
噂は、「火のないところに煙は立たぬ」という譬えにならうなら、何かしらの真実を含んでいることがある。この場合、噂は社会への警鐘であり、私たちの生活の健全な潤滑油ともなる。『噂の真相』という雑誌は、一九七九年に呱呱の声を上げ、以来、スキャンダリズムという潤いを世に提供してきた。〇四年三月、その雑誌が休刊した。公人の噂を書くことすら封じ込めようとする「個人情報保護法」の発効を目前に控え、編集長、岡留安則は筆を擱いた。本書は、この名物編集長による体験的、実際的ジャーナリズム論であり、時代変遷の風雲録でもある。
...今頃読むっていうのもどうかと思うけれど、読んだ。 噂の真相はよく買って読んでいました。 特に外出して...強いて言えば出来るだけ遠くへ外出する時なんざ、文庫本じゃなくて噂の真相を持っていくのが吉、みたいな。 そんな自分を野次馬根性丸出しだと思いもしましたけれども、それもまた人間。
本書は噂の真相の前身誌のあたりから書き下ろした回想録で、これだけ読むと「なんて素晴らしいんだろう!」とか勘違いしちゃうけど、個人情報保護法の施行の前に休刊しちゃった訳ですから、その辺は押して知るべし、であります。 随分と保身をしている内容だなぁとは思いましたし。
それにしても噂の真相の回想録でありますから、その内容の濃い事濃い事。 しかも新左翼チックな文章で綴られておりますんで、こっち方面が前に大好きであった私なんかにはタマランチ会長なんですよねぇ。
まぁそれもこれも過去の話、っていう事なんだろうなぁ。




