The Wooden Glass recorded Live featuring Billy Wooten
The Wooden Glass recorded Live
人間誰しも「ぬおー!」な時があります。 ましてや年を食い、力の入らなくなった私のような年寄り(じみた奴)には、湯船に浸かる時に「ふぃー!」って言う(大泉洋の様には決していかない)のと同様に、リキ入れたい時、詰まり「ぬおー!」が必要な時があるんです。
グラント・グリーンのアルバムへの参加でも知られるヴァイブ奏者、ビリー・ウッテンが72年にローカル・クラブで行なったライヴ録音。冒頭からファンク・ビートの嵐が聴く者に襲いかかる。
つったって、音楽聴いて気合いを入れるにしたって、若くは無い私なんだから、聴き入っちゃうと戻ってこれなくなっちゃう恐れあり。 手段か目的か、みたいな世界に没入しちゃって、もうマジ聴きとかしちゃって仕事が手に付かなくなっちゃう。
その点、ファンクの名盤の誉れ高い、Billy Wootenのヴァイブが、ねちっこく攻撃的なファンクをやんわりと押さえ込んで類い稀なるグルーブをビッシビシ匂い立たせているこのライブ盤は、なんつったってオーディエンスがうるせーうるせー(笑)。
どうかしちゃってるんじゃないかって位のファンキーなグルーブが、強くて強くて黒くて黒くて、飛び技あり寝技あり関節固めありのルチャ・リブレな展開(謎)をこれでもかこれでもかと1曲目からフルスロットルでブチかましてくれまして、もう迷う事は無い、信じる道を進め!って感じなんですけれどもね、しつこいようだけど、もっと凄いのが客なんだよ。 大盛り上がり大会でもう大変。
そんな、客かバンドか、っていう妙な世界が形成されちゃうこのライブ盤は、必聴。
ちなみに、しっとりと聴かせる曲もありますけれど、そんな時にお待たせしましたヴァイブがですよ、聴かせるんだもの。 文句無しの名盤です。
ただ、最後のリミックスは聴かない方がよろしいかと思われます。





