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勝海舟

delicious はてな この記事をクリップ! | 2007年02月15日06:33 | 編集

勝海舟.

 やっと読了。 去年7月の段階で1巻目を除く計5巻分は揃っていたのですが、去年末だかに偶然1巻目を発見して購入、そのままずーっと読んでました。 都合6巻、ほぼ毎日ぶっ通しで、出張の時にまで持っていって読んで読んで読みまくりました。 ちなみに私の持っているのは、この新しい装丁のではなくて、家紋(?)の方の古い版。

時は幕末・維新の動乱期、近代日本の運命を背負った勝海舟の半生を、同時代に輩出した幾多の英傑たちとともに描く大河小説。嘉永六年、浦賀沖に来航したペリー率いる四隻の黒船は、徳川三百年の泰平の夢を破り、日本は驚愕と混乱の極に陥った。そのころ勝麟太郎少年は、父の小吉はじめ愛情あふれる人生の師に恵まれ、蘭学を志しながら豪放磊落かつ開明的な英才へと育ちつつあった。

解説にもあったけど、小説...というか伝記に近い雰囲気で捉えると未完成とも言えそう。 晩年についてはすっぱりカットされていて、どうせ長編なんだから、後(文庫で言えば)4,5冊分位は我慢出来るのになぁ...なんて、戦前戦後のあたりに連載された小説に向かって嘆いてみても仕方がありませんですね。

それにしても子母沢寛は良い。 文章スタイルが今読むと、とても心地良い。 そして主人公が勝麟太郎であり、(小説の序盤では)父小吉であります。 江戸っ子のチャキチャキ感、瑞々しさが描かれていて、読んでてハマってしまいます。 それに、有名所は端役程度で、名も知らぬような人々が全面に押し出してストーリーを進めるのも痛快。

今の若い人なんてこういうのを読んでもピンとこないかも知れないけれど、一度は読んだ方が良いよ、って小説です。




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