珍奇絶倫 小沢大写真館
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俳優にして写真屋のセガレ、小沢昭一による、写真+取材集。いわゆる特殊浴場、ゲイボーイショー御一党、レズビアンスナック従業員、阿鼻叫喚のストリップ・ショー、路傍の珍看板、旧・赤線地帯…現場に足を運んでファインダーを向け、さまざまなソノ道の達人にインタビューし、取材する。昭和の「色」の世界を微に入り細をうがって撮りまくり、聞き込んだ貴重な記録。
小沢昭一が写真を撮って、それらと共に文章を寄せたという書籍がある、というのは聞き及んでいたのですけれども、書籍名が訊く人によってまちまちで(笑)、まぁいいや、いつか古本屋に出るだろう...なんて思って数年。 こないだ本屋に行ったら文庫本で発刊されたじゃないですか。 思わず条件反射的に購入。
兎に角表紙の写真が最高だ。 これがもし、セルフで撮影されたのだったら最高なのに。
さておき、私は「赤線地帯跡地の写真」というのに異様な関心がありまして、木村聡の著書なんかをコンプリートしなければならないんじゃないかっていう位の勢いだったりもします。 それは恐らく、東京の生まれで、幼少の頃に浅草ばっかり遊びに連れてかれた(思い出してみたら、初めての映画館も浅草だった!)事と、東武伊勢崎線的にはその前に千住(北千住)があって、これまたそういう風情を建物として残している街だったという印象が、他の何物よりも強いんです。
「なんか妙に御洒落な建物だなぁ」って思っていたのが、漏れなくそういうお店だったって話で、「女郎屋の建物 = 無条件で素敵」という、多少無理のある式私の原始体験...っていうかトラウマ?(笑)...になってます。 だから、そういう写真が載ってる書籍は無条件で欲しくなってしまう。
赤線等の具体的な業務内容じゃなくて、建物と街の寂れ具合が私にとっての「昭和」でもあります。




