スカパー! レンタルサービス  DELL デスクトップ Inspiron  トレンドマイクロ・オンラインショップ  PCのセキュリティ対策なら、全自動更新のマカフィーで!

白昼の通り魔

delicious はてな この記事をクリップ! | 2006年08月13日10:50 | 編集

.- link -

 悲鳴!ギラギラ光る太陽の下…汗ばんだ女の肌に悪の血が逆流する!
 神戸で女中奉公しているシノ(川口小枝)のところへ英助(佐藤慶)が突然現れた。「どうしてもシノに会いたくなったから来た」と英助は言いながら、シノに包丁を向けて縛り、失神させて犯した。そして、抵抗した奥さんも殺害する殺人事件を起こした。英助はすでにその年に11件発生している「白昼の通り魔」の犯人だった。
 昭和32年頃、関西各地で起きた凶悪事件をもとにした短編の映画化で、ショッキングな犯罪とエロチシズムの中で、人間に潜む悪魔と不思議な生命力を描く大島渚監督の問題作。

 山村が舞台って事になってますが、一瞬手紙の宛名に記された住所が読めます。 長野県南佐久郡...信州(北の方)の山村が舞台となっていて、ロケも長野県で行われたかどうかわからないのですけれども、何シーンかはどうも長野県っぽい。

昔、ホントに共同農営っていうものがあったんだそうで、Googleしてみると日農がどうしたこうしたってあります。 いかにも左っぽいこの運動、左の強かった長野県であれば納得もいきます。 コルホーズ・ソフホーズみたいな路線を狙ってたのかなぁ。

でも映画の中では、河の氾濫によって大ダメージを受けてしまって、日和ってしまうんですよ。 なんか、暗示するものがあります。 んで、貧農...貧農って言葉が家並みとかでわかる...の青年と、裕福な青年とのラインが明確になってきて、この映画の下敷きが完成します。

とにかく強烈なのが佐藤慶の存在感であり、小山明子の美しさであります。 佐藤慶は「白夜の通り魔」役なのでありますけれども、以前エントリーしました「復讐するは我にあり」での緒形拳よろしく、犯罪映画に於けるエロスと暴力性が直接的ではない部分においても強固なものであり、非常に恐ろしい存在感を醸し出しています。 頭を丸刈りにして山村の貧農青年、そして彼は「白昼の通り魔」であり、かつては師事していた女教師の夫なのでもあります。

この女教師を演じるのが小山明子。 後半、シノ(川口小枝についての近況がネットにあった!)との絡みでどんどん葛藤に悩まされていくのですが、葛藤に悩まされれば悩まされるほど、官能的になっていくのはどういう事だろう。 美しい。

この作品から大島渚作品は、露骨に「エロス(暴力)」と「死(殺人)」を全面に打ち出すのですが、これらに総じて言えるのが、映像との対比です。 基本的に「こざっぱり」していてエロスや死を感じさせない軽さや乾きがあり、それだけでも驚愕ものだけれども、この希有な前提の上に「常識的なエロスや死の映像イメージ」が重なると、そのシーンはダイナミックになります。

また、これまで異様に長回しの使い方に注意していた筈が、この作品では極端に執拗な短いカットで繋いでいるのも、何かしらの「吹っ切れ感」があって興味深いです。 よくよく観ると非常に映画らしいカットの割り方なんですけれども、単に短いのではなくて、ルサンチマンが籠もっていて何だか恐いんだよー。

それにしてもシノはしぶといな。




Search

Archives

Contact

■Administrator
padmacolors@gmail.com

■Akane Miyashita
akane.padma@gmail.com
イラスト、デザインのお仕事を承ります!

フィードメーター - padma colors / 

スカウター : padma colors / 

(C) 1997-2008 padma colors All Rights Reserved. Powered by Movable Type. RSS feed